幼児教育を語るひろば

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一粒の種を蒔く

「いつ死ぬる木の実はまいておく」  放浪詩人種田山頭火の句です。

いつ死ぬかわからない。けれども一粒の種は蒔いておこう。 
という意味だと思います。最近私はこの句の奥深さに感じ入っています。

私が今一粒の種を蒔いても、残念ですが大木になるのを生きているうちに見ることはできません。教育もこれに似ていると思います。

子育てもそうではありませんか?
私たちにできることは、子供たちの心に一粒の種を蒔くことです。

私たちは、どんどん歳をとって行きます。そしていつか50年・100年の時が経つでしょう。

蒔かれた種は、子供たちが育つ過程で、様々な環境や体験を肥料にしながら大きく成長して行きます。やがてそれは、つぼみを持ち花を咲かせ実を結ぶのです。

私たち大人は、自分の人生の中で少しでも喜びや幸いと感じることがあったら、それを子供たちに伝えるべきです。それこそ、私たちにできる一粒の種を蒔くことなのです。


5月は、素晴らしい自然の恵みに包まれる季節です。わが家に隣接する公園にも、イチョウやケヤキの大木の根元に、タンポポ・ハルジオン・ノゲシ・カラスノエンドウなどの野草が、ひっそりとそれでも誇らしげに咲き競い合っています。

木々の緑は、日ごとにその濃さを増して行きます。雑草たちも、オミナエシ・ヒルガオ・ヌスビトハギなどが、咲く順番を待っています。

どの植物も、それぞれが個性的で自立しています。みんな一粒の種から育って
行ったのです。


ところできょう5月3日は、憲法記念日です。1947年(昭和22年)5月3日に、現憲法が施行されました。

まだ日本は、戦争の被害から立ち直れないでいた頃です。新しく施行された憲法は、戦後復興のための一粒の種でもあったのです。

今、憲法改正の声が盛んです。中には憲法の中身をよく知らないで賛成・反対を唱えている人もいます。

安倍首相は2020年には改正したいと張り切っていますが、きょうの朝日の社説では、改憲を語る資格あるのか?  と論じています。


いずれにしても1947年に蒔かれた種が、どう成長したのかを見届けてから、改憲を判断したいと思っています。

  
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    紫蘭 ( 2018, 5. 2 写す )



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