幼児教育を語るひろば

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原発いじめ

昨年11月、福島の原発事故のため横浜市に避難してきた当時中1男子生徒が、いじめに遭ったことを告白した文書が公にされました。

彼は友だちから「バイキン」と呼ばれたり、補償金があるだろうからと金銭を要求されたりしました。

この事件がマスコミに取り上げられたのを契機に、原発事故のため福島県から県内外に避難した児童・生徒が、いじめに遭ったかどうか?  文科省が調査しま
した。

その結果、今年3月までに 199件 のいじめがあったことが分かりました。 
(でもこの件数は、氷山の一角に過ぎないと思います。)

なぜなら私たち人間は、動物的起源に遡れば弱いものへの攻撃的衝動は本能的なものだからです。

弱肉強食、原始以来動物は二つの理由から闘って生きてきました。
一つは、順位制のもとで自分の優位を確立するためです。一つは、ある一定の地域に自分の縄張りを確立するためです。

それは生きるため、あるいは生活するための有効な手段でもあったのです。この闘争本能は、現在も私たちの心の中にしっかり根付いています。それが、今でも「いじめ」として顔を出すのです。

現に世界各国は(一部の民族集団も)、武装して対立する利益や価値を巡って紛争を起こしています。いじめと紛争を結びつけるのは飛躍し過ぎるという意見もありますが、根は同じです。

今問題になっているヨーロッパへの移民・難民の大量流入は、いじめの被害者です。第二次世界大戦以来の人道危機とまで言われています。


話が少し逸れましたが、いじめを無くすにはどうしたらよいのでしょうか?

人間は、長い時間をかけて闘争本能を転位行動に置き換えるようになりました。挨拶行動はその良い例です。そこから、モラルや社会性が生まれました。

闘争本能を他の行動に変える工夫は、他にも色々あります。スポーツ・演劇や映画の鑑賞・料理(飲食)・演奏活動・絵画や彫刻などの製作活動・・・  など。

また儀式化することで、闘争本能を抑制・制御しました。祭礼などの宗教行事が良い例です。

ではそれらを、どう実践すればよいのでしょうか?

第 1 は、教育力によって攻撃性をコントロールすることです。いじめを無くす指導の場は、学校(園)が第 1 なのです。そこで転位行動を身につけてあげま
しょう。

第 2 は、地域社会で相互扶助的な組織を形成して、社会性を育むことです。
服従行動を学ぶことで、協力の心や感謝の心を培うことが出来ます。

いじめを無くす工夫は、転位行動の創造でもあるのです。



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