幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

教師の本音 (1)

連合のシンクタンク「連合総研」が、公立小中学校教師の長時間労働の実態調査をしました。(2015年12月、全国の公立小学校教諭2835人、中学校教諭1700人を対象。回収率は、小学校教諭67%・中学校教諭64%。)
 ー 4日付 朝日新聞・教育欄から ー

小学校の教師が職場にいる平均時間は11時間38分、中学校教師は12時間12分だったそうです。民間労働者と比べると、小学校教師が2時間18分、中学校教師が2時間57分長いとのことでした。

私は結婚した頃に、「学校の先生だから、勤務時間がきちんとしていると思った。」と、妻から言われた言葉を思い出しました。

授業が終わって子供たちが帰ると、その日の授業の後始末(子供たちの学習物の処理や評価など)と、明日の授業の準備をします。その間に学年の打ち合わせや、校内会議もあります。指導案の作成や、教委からの調査にも時間を取られます。保護者の来訪や、問題行動への対応もありました。

他にも、クラブ活動や諸行事の準備・指導にずいぶん時間を割きました。それが学校の役目であり、常識だとも思っていました。「ノー残業」という言葉は、学校にはなじまないと信じてもいました。

ただ私が勤務していた頃は、夏休みや冬休みに比較的ゆとりがあったので、それを「調整休暇」と捉えていました。

通勤時間は約1時間でしたが、朝7時には家を出て帰宅は午後の8時頃が普通でした。家族揃って夕食をとるということは、めったにありません。 「教職とはそんなもの」 と、 学校自体の雰囲気もそうでしたが、先輩たちも当然のように受け止めていました。

「現在の学校は、労働時間の無法地帯といえる。」と、 青野 覚・明治大学教授は言われます。私が勤務していた2〜3昔前も同じです。「公立学校教職員の給与等に関する特別法」が、時間外労働を当然としていたことも関わっていますが・・・

油布 佐和子・早大院教授は、「教員には献身的な姿勢が求められ、それに乗っかる形で労働が搾取されている。労働時間の量だけではなく密度にも注目したい。」 と言われます。

そうでないと、 自ら研究するより、 パッケージ化された教材を使うようになり、専門的知識が不要になるので、先生という職業が社会から尊敬されなくなると、心配されています。


このような学校文化の中では、教師のゆとりの時間は、各自が作り出すよう求められました。

そこで、どうしたら楽に勤務できるか?  肉体的・精神的に健康を損ねないで過ごせるか?  自分に合った方法を探そう!  と、考えながら勤務していたのが、本音でした。



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/1727-9a7691a9