幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

無苦集滅道

午後吉祥寺からコミュニティー・バスに乗車した折に、小事件は起きました。私が乗車した時、すでにバスは満員状態でした。

そこへ80代の老夫婦が乗ってきました。車内を見回した老婦人は、「 この頃の若い人は、寝たふりをして席を譲らない。」と、聞こえよがしに言いました。

ちょっと間を置いてから、老婦人の前の席に座っていた30代の女性が、「 私は、心臓病があるので座っているのです。そんな嫌味を言われたら我慢出来ません。さっさとここへ座ってください! 」と、凄まじい剣幕で声を張り上げて席を立ちました。

老婦人も一瞬ひるんで立ち尽くし、空いた席には座りません。車内の人たちも、女性の声にビックリしてシーンとなりました。(空いた席には、後から乗車してきた事情を知らない老人が座りましたが・・・)

バスは私が下車するまで(約20分)、気まずい雰囲気に包まれながら不気味な沈黙のまま走っていました。


仏教では、 生 ・ 老 ・ 病 ・ 死 の 四苦の他に、 愛別離苦 ・ 求不得苦 ・
怨憎会苦 ・ 五蘊盛苦 の苦があると言われます。(四苦八苦の語源)

「 求不得苦 」とは、求めるものが得られぬ苦しみのことです。
 (席を求めた老婦人の立場)
「 怨憎会苦 」とは、怨み憎しむ者と会わねばならぬ苦しみのことです。
 (30代の女性の立場)

「苦」は、避けることが出来ない宿命のようなものです。苦の根底にあるものは、人間の欲望だと言われます。欲望をなくすことは出来ません。
でも、コントロール(制御)することは出来ます。

お釈迦様の教えに「 四諦 」があります。

① 苦諦 → 人生は苦である。
② 集諦 → 苦の原因は、欲望である。
③ 滅諦 → 欲望を滅すれば、苦もなくなる。
④ 道諦 → 欲望を滅するには八正道がある。(八つの正しい道がある)

(註)八正道 → 正見・正思・正語・正業・正命・正精進・正念・正定

般若心経には、 無苦集滅道 という教えがあります。「 四諦にこだわるな! 」 ということです。 だからこだわらないで、感情をコントロールしましょう!

「 無量寿経 」には、「 和顔愛語 」という教えがあります。赤ちゃんは、いつもニコニコして笑顔です。歳を取ると、笑顔で優しい言葉をかけることを忘れ、
仏頂面が多くなります。

和顔愛語 こそ、誰にでも出来る争いごとの解決策なのです。



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/1725-9b9b6dd1