幼児教育を語るひろば

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難民問題

12日付の朝日新聞朝刊1面に「アレッポ消えた日常」という見出しで、内戦が続くシリア第2の都市アレッポの現地報告が載っていました。その脇には、砲撃で激しく破壊された建物の間を、ガスや食料などの救援物資を受け取って運んでいる人々の写真がありました。

手元にあるユニセフの資料では(2015年11月2日現在)、シリア国内で人道支援を必要とする人の数は1220万人、そのうち今すぐに支援を必要としている子供の数は、800万人とあります。

そして、周辺諸国に逃れたシリア難民の数も紹介されています。

トルコ → 105万人    レバノン → 57万人    
ヨルダン → 33万人    イラク → 10万人
エジプト → 6万人


この資料から、すでに1年以上が経過しています。実状はもっと厳しい数字になっていることでしょう。シリアの内戦は、アメリカやロシアの大国までが関わって、未だに終わりが見えません。

内戦や国内の混乱は、シリアだけに留まりません。中東やアフリカの多くの国々で発生しています。

最近報道されなくなりましたが、西アフリカのチャド湖周辺の国々 (ナイジェリア・ニジェール・チャド・カメルーンなど) でも、武装勢力 ボコ・ハラムによって
260万人の住民が避難を強いられています。そのうち子供は140万人もいます。

さらに220万人の人は、すでにボコ・ハラムの支配下にあって、身動きが取れない状態だと言われます。

子供たちは、食料不足のため重度の急性栄養不良状態になっています。また性的暴力や武装勢力への強制徴用、自爆攻撃への利用など、子供たちをターゲットにした非人道的行為が横行しています。

難民問題は、マスコミでもよく取り上げられます。非人道的行為として、あるいは人類史上最大の悲劇として、私たちも強い憤りを覚えます。国際関係機関の
総意を持って、早急に解決して欲しいと願っています。


でも私たち日本人は、どこか頭の隅で考えているだけで、遠い国での出来事と
客観視しているのも事実ではないでしょうか?

その証拠に、「難民」・「避難民」・「移民」の区別もあやふやです。

難民 → 紛争や政治的迫害などの理由で、国境を越えて他国に避難しなけれ
    ばならない人たち。
避難民 → 国境を越えずに、自国の中で避難する人たち。
移民 → 経済的な理由などにより、経済的条件が良い国へ移り住む人たち。


いずれにしても難民が発生する最大の理由は、紛争や国内政治の混乱です。私たち個人としては、難民問題を直接解決する手立てを持ちませんが、ユニセフやユネスコなどの国連関連機関の力を通して、支援する道が開けています。

特に、難民として危機下に置かれる子供たちのために、微力を結集したいと思います。


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