幼児教育を語るひろば

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春は空から

春は空からと言います。寒中ですから厳しい寒さが続きますが、でも日脚は確実に伸びてきました。太陽の光は、冬ごもりしていた動物・植物を問わず全ての生き物の目覚めを促しています。

植物は、光合成の働きで養分を作り出して成長します。光合成とは、太陽の光のエネルギーを使って、大気中または水中に含まれる二酸化炭素と水などの水素化合物から糖やデンプンのような有機化合物を合成することです。

私たち人間や動物は、その植物が作った有機化合物を栄養源としていただくわけです。春の七草は、その先がけとして食卓に登場します。


 君がため 春の野に出でて 若菜摘む
     我が衣手に 雪は降りつつ
   ( 光孝天皇 ・ 古今集・春・二一 )

 あなたに差し上げるために、春の野に出て若菜を摘んでいる私の着物の袖に、
   雪がしきりに降り続いている。


作者の光孝天皇は、皇子の頃、仁和の帝・小松の帝とも称されました。聡明で好学の天皇としても知られています。古今集には、「仁和の帝皇子にておはしましける時、人に若菜をたまひける御歌」とあります。
「小倉百人一首」にも、選ばれています。

「皇子の美しい衣の上に、春のふんわりとした牡丹雪が降りかかる。」という優美な様子が、よく表れている歌です。若菜は春の初めに芽を出す食用の草のことで、観賞用の草を摘んだのではないようです。


食用の草と言えば「春の七草」です。

・セリ・ナズナ(果実が三味線の撥に似ているのでペンペン草と言う)
・ゴギョウ(ハハコグサ)・ハコベ(ハコベの仲間は多い)
・ホトケノザ(七草のホトケノザは別種のタビラコのこと)
・スズナ(カブ)・スズシロ(ダイコン)



今ごろ頑張っている草は、地面に葉を貼り付けるようにして寒さから身を守っています。こんな状態をロゼット ( rosette ) と言うと、高校時代に教わりました。

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 わが家のロゼット (2017, 1. 8 写す)

「ロゼット」は、本来タンポポなどの株が放射状になっている様子のことです。
転じてバラ結びやバラの花飾り・建造物の花模様の装飾格子や飾り窓のことも「ロゼット」と言います。

私たちも寒い北風を受けると、身をかがめて冷たい風当たりを防ぎます。
まさに「ロゼット・スタイル」です。


空は春の様相を示すようになりましたが、まだ寒中です。寒さは、もうしばらく続きます。寒の内に寒さに耐える行事として「寒行」があります。寒行は、平常の修行より何倍もの効果があると言われます。

剣道の寒稽古のため暗いうちから登校して、寒い体育館で練習に励んだ中学生時代を懐かしく思い出しています。

そう思ったら、炬燵で惰眠をむさぼっていないで、庭に出て草木に寒肥でもあげることにしました。



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