幼児教育を語るひろば

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スポーツの力

昨年末12月31日付のブログ [ 教育重大ニュース ] で、いじめ問題について次のようなことを書きました。

「人類は長い時間をかけて、経験と獲得した知恵をもとに、闘争本能をスポーツへと様式化しました。」  と。

最近送られてきた 「ユニセフ・ニュース252号」 に、「スポーツの力・子どもたちが受け取るもの」 という特集記事がありました。

カンボジアで、子供たちにスケートボードを指導している、 ティンという若い女性の活動を紹介する記事です。

彼女が指導しているのは、5〜17歳の女子 ・ 貧困層の子供たち ・ 障害を持つ子供たちだそうです。指導目的として掲げているのは、困難な環境を自ら変えていけるリーダーシップの育成です。

彼女自身も、プノンペンの貧困層の出身です。それも父親の暴力が日常的な家庭で育ちました。父親は酒に溺れ、家庭を顧みない人でした。

そんな中で、少女時代に彼女はスケートボードに出会いました。スケートボードを始めた頃は、男の子たちに 「女だから俺たちみたいには滑れない・・・」 と、揶揄されました。

彼女は、からかわれた悔しさをバネに練習に励みました。唇が切れ足首を捻挫しても、 彼女はへこたれずに頑張りました。そして、 とうとうスケートボードを指導する立場に到達しました。

彼女はこう言います。

男の子たちの言葉は、わたしを傷つけたけれど、同時に強くもした。今わたしは、彼らよりも上手く滑れる。男の子たちは、敬意をもって「先生」と呼んでくれる。

スケートボードは、わたしにいろんなことを教えてくれたわ。周囲の人と信頼関係を築くこと。友達を作ること。そして自信を持つこと。


今やカンボジアで一番の 女性スケートボーダーの ティンは、 少年少女たちのロールモデルです。そして自分が辛い環境で育った経験から、子供たちを暴力から守るための活動を続けています。

ティンは、こんなことも言っています。

若者たちは、素晴らしいアイディアや考えをたくさん持っている。 でもそれをシェアする機会がないの。だからわたしたちは、暴力がどんなものか? どうしてそれを止めないといけないのか? もっとコミュニティーや家族と分かり合っていきたいと思う。

「スポーツの力」は、いじめ対策として非常に有効な転移行動です。



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