幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

再 教師の資質

PISA (国際学習到達度調査)から
3年ごとに実施される PISA の結果が、6日に OECD から発表されました。
日本は、参加72カ国中 科学的リテラシー(活用力)が2位、数学的リテラシーが5位で、前回の4位・7位から成績が良くなりました。然し読解力は8位で、
前回の4位から成績が下がりました。

いずれにしてもこの調査では、日本はいつも上位にいます。それはそれで素晴らしいことです。でもこの類の調査は、あくまでもサンプルに過ぎません。子供たちの学習能力全てを、把握したわけではありません。

要は、読解力の低下の原因は何か?  どうしたら学習能力が身につくか?  その
資料として活用すべきで、結果に一喜一憂することではありません。


再 教師の資質
はじめに言いたいのは、「子供が嫌いなら教師になるな!」と言うことです。特に小中学校の教師に言えることです。なぜなら、教育は愛情によって支えられて
成り立つからです。

先日 新潟市小学校4年生の男児が、担任の40代男性教師から、 名前に「菌」を付けて呼ばれたことが原因で、不登校になりました。

この子は、東京電力福島第一原発の事故で、福島県から母親と一緒に新潟市に
自主避難していました。 ところが転校先の学校で、同級生からいじめを受けるようになりました。

放射能が移るからと仲間外れにされたり、「菌」と呼ばれたりして、いやがらせを受けていました。そこでこの担任に相談したところ、こともあろうか他の児童のいる前で、名前に「菌」を付けて呼ばれたそうです。このことにショックを受けた児童は、学校を休むようになりました。

11月には、同じく福島県から横浜市に自主避難して来た中学生が、同じようないじめに遭って不登校になった事例が報道され、話題になったばかりです。


言葉は、人格の表れだと言われます。児童・生徒を「菌」呼ばわりしただけでも、
教師失格です。教師の言葉で、子供は変わります。言葉は、教育機能として力を持ちます。それが教育力となって、子供たちに大きな影響を及ぼすのです。


教師も専門職です。どんな言葉で子供たちと接するか、というプロとしての技術が必要です。そのためには、どうしたらよいでしょうか?

自分の言葉をいつも磨いて、自己の人格の上に積み上げていくことが大事です。昔から、「巧言令色鮮なし仁」・「寸鉄人を刺す」と言います。

教育は、人間相互の営みです。教師も人間ですから、完璧無欠は求められません。でも専門職としての教師のあり方からも、「深遠な知識」・「熟練した技術」の所有者として、実力が期待されます。

さらに加えて教師に期待される資質としては、自らの人格形成に対する一貫した誠実な態度と、教育への情熱を失わないということです。

「教育は魂の交流である」と言われるのも、教師の人格的影響が、教育の最も根源的で重要な領域と考えられるからです。

教師は、彼自身に権威があるのではありません。教師も一人の人間に過ぎません。ですからこそ、自らの任務の重大さを深く認識して、常に厳しい自己反省を怠らず、求道的精神を持ち続けて欲しいと私は願っています。


新潟市で起きたいじめに対する教師の関わり方から、教師の資質について普段から思っていることを書きました。



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/1708-ee5a4e30