幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

なぜ先生は叱ってくれないの?

学力調査
文科省は、小中学校を対象にした今年度の学力調査の結果を、9月29日に公表しました。それによると、前年度と比べて上位3県と下位3県の成績の差が縮まり、地域差が少なくなりました。この傾向は、2007年度に調査が始まってから10年目にりますが、定着しつつあるようです。

真に喜ばしいことで、 これで学力調査の度に、 「〇〇県の成績が悪い!」とか、
「〇〇学校と△△の学力差が大きい!」とか、騒ぎが収まるとホッとしました。

ところが、そうではないようです。
県によっては「学力調査の成績が悪い!」と、言われないために、子供たちのお尻を叩いて、かえって学力調査対策が色々と過熱化して来ているそうです。

学校によっては「テストの時間」を特別に設けて、過去に出題された問題を復習し、出題傾向を予測した指導が行われていると言われます。

このような指導は、教師から子供たちへの一方通行型の知識流入授業になりがちです。楽しい授業とは、お世辞にも言えません。

不登校の原因の中には、授業が分からない・難しい・つまらない・・・  などが挙げられています。

学力調査の目的は、より良い授業に役立たせるために行われるのです。授業が分からなくなったりつまらなくなったりしたら、本末転倒です。

何のための学力調査か?  原点に立ち返って考えて欲しいと思います。


なぜ先生は叱ってくれないの?
朝日新聞の「声 ( voice ) 」欄に、表題のような中学生(14歳)の声が載りました。(7月31日付)

[ 授業中にクラスメートが騒いでも、先生は「おしゃべりはやめようね!」程度の対応だった。生徒のことを第一に考えるなら、本気で怒り、叱って欲しい。 ]  という要旨のものです。

これに対して反応があり、9月28日付の同欄で5件紹介されていました。

私はどうだっただろうか?   という思いもあったので、興味を持って読ませて
もらいました。

❶ 怒鳴るよりも考えさせたい (小学校教員・52歳)
(前略)静かになだめるように語りかけても、先生は真剣に叱っています。
(中略)なぜダメなのか、どうすれば良いかを話します。しっかり自分で考え、その考えを行動で示せる人になってほしいのです。この方がよほど本気の叱り方なんですよ。(後略)

❷ 叱り方変えるが いつも本気 (中学校教員・57歳)
(前略)なぜ、何を叱られているのか生徒にわかるように叱ることが重要なのは言うまでもない。叱るタイミングも大切だ。多くは「その時、その場で」が適切だが、状況によっては時間が経ってからの方が効果的なことがある。
一律に叱ると言っても、授業の流れや生徒の様子、その場の雰囲気などで叱り方は変わってくる。(後略)

❸ 先生も様々 生徒が力貸して (大学生・21歳)
(前略)先生も人間なので、頼りがいのある人もいれば、そうでない人もいます。指導力もそれぞれ。その先生にないものを求めるより、先生の力になろうと行動に出る人が数人でもいれば、ワンマンの先生のいるクラスとはまた違う、いいクラスができるように思います。

❹ 叱れない教師は資質に問題あり (団体職員・53歳)
(前略)ほめる、叱るは呼吸のようなもの。深呼吸で心身が安らぐように、よくほめられ、よく叱られることで子どもは安定する。「ほめられ、叱られ」の積み重ねこそ、成長を促す。
(中略)気骨ある教師なら、叱ることから逃げない。子どもの態度から目をそらして叱れない教師がいるとしたら、教師としての資質に問題がある。

❺ は、教育心理学者の榎本博明さんのコメントです。
(前略)「心が折れる」という言葉がありますが、子どもの心は柔軟で、叱られても簡単に折れない。むしろ、叱られた経験がない子は打たれ弱く、傷つきやすくなり、きつい状況で頑張れない。
(中略)「叱らない」教育が続く悪循環は避けたい。大人は憎まれ役を買って出て叱るべきです。


さて、私はどうだったのでしょうか?   ❷の中学校の先生の意見に近いように
思いますが、いつも本気だったかどうか?
叱る時は、どうしても不愉快な気持ちが強く、感情的になっていたように思います(怒りの感情)。

ただ、叱ることはなるべく少なくしようと心がけました。(二つほめて一つ叱る) また、教師としての権威・権力を振りかざさないように気をつけました。

昔から  ほめる・叱る時は、 T (time 時)・ P (place 場所)・O(occasion 
場合) を考えるように!」と言われます。

「ほめ上手」・「叱り上手」と言う言葉もあります。 その背景には、「心は暖かく 
されど冷静に!」があります。後輩の教師たちに贈る言葉とします。



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/1689-69bb5048