幼児教育を語るひろば

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再び 虐待について

リオ・パラリンピック閉幕
ブラジルのリオデジャネイロで開かれていたパラリンピックが、無事閉幕しました。パラリンピックで活躍する選手たちの姿を見ていると、自然に目頭が熱くなってきます。
現職中、運動会で子供たちの活躍ぶりを見ている時もそうでした。真剣に、純粋に、心身の限界に挑戦する姿が共通だからだと思います。パラリンピックの選手たちへ、心から拍手を贈ります。



再び 虐待について
全国の警察が、今年の上半期(1〜6月)に虐待を受けていると児童相談所に通告した18歳未満の子供は、24.511人に上るそうです。
2011年以降は、5年連続で増えて最も多くなりました。

内容は次のようです。
 * 心理的虐待 → 16.669人(68.0%)
 * 身体的虐待 → 5.025人(20.5%)

警察が虐待があったとして保護者を摘発した数は、512件です。
内容は次のようです。
 * 身体的虐待 → 415件(81.1%)
 * 心理的虐待 → 16件( 3.1%)
     心理的虐待は立証が難しい。
虐待で死亡した子供は、19人(3.6%)です。

16日には、 厚労省が2014年度に児童虐待による死亡事例の検証結果を公表しました。

それによると、2014年度中に虐待で死亡した子供の数は、44人もいます。(無理心中を除く) その内の6割強が0歳児です。 背景には、「望まない妊娠」
問題があります。

虐待の動機は、大きく分けて2つあります。1つは加害者の人間性(未熟な性格形成)です。もう1つは若者の結婚観(同棲問題や望まぬ妊娠問題)です。

前者の場合は、生育環境が大きく関わります。特に家族の人間関係(夫婦関係・
親子関係など)が影響します。加害者が育った家庭は、家族間のつながりが全く無い家庭が多いのです。 

どんな家庭にも問題はあります。住居のこと・職業のこと・家計のこと・病気のこと・家族間のこと・・・ など、決して平穏無事な家庭ばかりではありません。

虐待が起きる家庭の状況について、いくつか事例を挙げてみます。

* 父親(または母親)が、子育てに無関心な家庭です。 家族間のコミニュケー
ションは、全くありません。それぞれが、勝手気ままに行動しています。

* 父親(または母親)がワンマンで、気に入らなければすぐに暴力を振るいます。命令で(権力で)家族を支配しようとします。

* 若者が育児に関する正しい知識を持たないまま結婚し、虐待の加害者となる例がよくあります。彼らは、家庭の環境づくりが出来ません。定職にも就かず、遊ぶために不在がちで、近所付き合いも無いのが普通です。


後者の場合は、育児放棄(ネグレクト)につながります。育児放棄の特徴は、母親が低年齢ということです。育児の知識もありませんし、望まぬ妊娠のため保育する気もありません。

望まぬ妊娠をした母親は、子供の存在を拒否・否定しがちです。ですから彼女らには、妊娠中や周産期の支援活動が必要なのです。

相談相手がいれば、育児放棄を防ぐ手立ても見つかるのですが・・・  出産や子育ての悩みに応じる機関や人があれば、虐待を避けることが出来るはずです。ただ彼女らは、自ら相談に行けない状況下にあるのが普通です。


他には、母親の同棲相手から虐待される事例も多く見受けられます。彼らは子供の存在が邪魔になり、子育ても負担になって虐待するようになります。


子供を殺して食べたと言われる鬼子母神も、わが子だけは可愛かったようです。親子の愛情は本能のはずです。 虐待する親たちに、子供愛の心を取り戻すには
どうしたらよいのでしょうか?

鬼子母神は、お釈迦様から「三帰五戒」の教えを受けて、犯した罪を悔い改め教化しました。「三帰」とは仏教に帰依することで、「五戒」は信者が守らなければならない五つの戒めです。( 五戒→不殺生・不偸盗・不邪淫・不妄語・不飲酒 )

どんな宗教でも虐待は許さないでしょうから、宗教の力を頼むのが早道でしょうか・・・   と言っても、虐待の動機は複雑多岐で簡単に解決の糸口は見つかりません。 どう援助するか?   現状では難しい課題です。
                                                                                                              

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