幼児教育を語るひろば

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子供の騒ぎが気になる

日曜日の午前10時頃、私鉄の下り電車は空いていました。 M 駅から私が乗車した車両には、すでに十数人の子供の団体が乗っていました。どこかの子供会でしょうか、幼児から小学生まで混じって、これから沿線にある遊園地のプールへ行くようです。子供たちは嬉しいのか、すっかり興奮しきっています。母親らしい数名が引率者のようです。

子供たちはあちこちに散らばって、大声で話したり駆け回ったりしてはしゃいでいます。私が腰を下ろしている座席の前で、駆けて来た小学3年生くらいの男の子が転びました。

私はつい見かねて「 危ないから電車内で駆けてはダメ!  静かに座っていなさい! 」と、注意しました。でも面識が無い老人の注意など、子供たちは聞く耳を持ちません。

私の注意に気づいた母親の1人が  「みんな静かにして座りなさい! 」  と、 声をあげました。それでも子供たちは、なかなか言うことを聞きません。

実は長いこと小学校や幼稚園に勤めていた私には、子供の騒ぎはあまり気になりません。然し一般の人たちは、この騒ぎに耐えられないだろうなと、つくづく思いました。

最近幼稚園や保育園の新設が、地元住民の反対で取り止めになる話をよく耳にします。「子供たちの騒ぎが気に障る」というのが理由です。実際この騒ぎを目にしたら、無理もありません。

然しこのまま騒ぎを認めて放置していたら、幼稚園や保育園は永久に造れません。それに子供たちの人間形成にも悪影響を及ぼします。
どうしたらよいのでしょうか?

幼児期〜児童期に、子供たちが騒いだり・いたずらしたり・物を壊したりするのは、発達過程での特徴です。好奇心や探究心の表れです。これを抑えると、自発性や社会性が育ちません。言語能力も運動能力も発達しません。

子供たちの騒ぎは、集団になると増幅します。一人だと滅多に騒ぎません。友だちと一緒だから、はしゃいで騒ぐのです。だからこの問題(迷惑行為)を解決するには、子供個々の指導が鍵になります。

騒ぐのは発達過程で必要な経験と言っても、人に迷惑をかけるようでは困ります。そこで親の(大人の)役割が重要になってきます。

役割を一言で言うと「しつけ」です。しつけの最終目的は、社会のルールを守るということです。要は社会性のある子に育てることです。

ただしつけと称して、おしゃべりするな! ・ 静かにしろ! ・ 騒ぐな! ・ 駆けるな! ・ 座れ! ・・・ など、 指示命令しているだけではしつけになりません。また脅したり暴力を振るったりするのは、子供の自立心を奪ってしまうので気をつけましょう!   こんな時は、子供たちは従う振りをするようになるだけです。

子供の側にしつけを受け止める能力を養わないと、子供自身で問題解決する力が育ちません。そのためにも、親との(大人との)信頼関係を築くことが求められます。

信頼関係があれば、「自分のために注意してくれているのだ」という安心感が
(自分は大切にされているという) 生まれます。
つまり信頼関係が無ければ、しつけは出来ないということです。

このようにして育てられた子は、電車の中でも人に迷惑をかけるような行動はしません。幼稚園・保育園建設拒否問題も、子供の特性を理解してもらう努力と子供のしつけが正しく実施されれば、解決するのではないでしょうか?

こんなことを考えさせられた1日でした。



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