幼児教育を語るひろば

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袈裟

去る22日の夜、築地本願寺が主催する KOKORO アカデミー講座「おてらくごのススメ」に参加してきました。本願寺さんは裕福なお寺さんなので、銀座一丁目の一等地に「築地本願寺 GINZA サロン」なる垢抜けしたイベント・ホールを
造りました。

講座の内容は多様で、文化や宗教に関するセミナー・体験講座・各種芸能などのイベントが企画されています。

当日は、三笑亭可龍の落語「錦の袈裟」が上演されました。 錦の袈裟をお坊さんから借りて、それをふんどし代わりにして吉原へ繰り出すという話です。あまり品の良い話では無いのですが、講話の話題「袈裟」にかけて意図的に取り上げたようです。

落語の後に本願寺派総合研究所の多田修氏が、 「 こんなにも落語が仏教的なわけがない !? 」という演題で話をされました。

落語はお寺の説教が起源、 という話から始まりました。

落語の祖と言われる安楽庵策伝(1554〜1642年)の作に、「醒睡笑(多数の笑い話が集められている)」があります。お坊さんの説教話の中で活用されました。他にも「百喩経」という小噺の載っているお経もあるそうです。

お寺参りと娯楽は昔から深い関係がありました(芝居や見世物・門前の飲食店など)。娯楽を楽しみにお寺へ詣でる人が多かったのです。

ところで袈裟とは、インドのお坊さんたちが身にまとっていた布のことです。元は、ぼろきれから作った「糞掃衣(ふんぞうえ)」と言われる粗末なものでした。
後にインドでは、宗派によって袈裟の色を変えて区別するようになりました。

インドは暖かい国なので、1枚の布を身にまとうだけでも過ごせます。でも仏教が中国に渡ると、寒さを凌ぐために袈裟も変化して行きました。特に中国では、仏教を国家が管理するようになると、袈裟もお坊さんの制服化して行きました。

その後中国や日本で仏教が隆盛を極めるようになると、 袈裟も豪華になって行きました。やがて袈裟は、お坊さんの権威や格式を表すようになってきました。

袈裟の本来の意は「大乗本生心地観経」というお経に、袈裟の10の利点として示されています。

⑴ 体を覆うことで羞恥心を離れる。
⑵ 寒さや暑さ、蚊などの虫から身を守る。
⑶ 僧侶としての姿を示すことで、見る人が間違った心を弱める。
⑷ いきなり悟りは開けないとしても、次は良い所に生まれる。
⑸ さまざまな罪が帳消しになる。
⑹ いろいろな欲を離れる。
⑺ 煩悩をなくす元になる。
⑻ 良いことがどんどんできるようになる。
⑼ 悟りへの道を歩みやすくなる。
(10) さまざまな煩悩から身を守る。


こんなことを学んで帰りました。


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  • 2016/06/25(土) 14:51:55 |
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