幼児教育を語るひろば

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オバマ大統領広島訪問


原爆ドーム ( 2015, 9. 20 写す )

2015年9月20〜22日のブログを参照下さい。

オバマ米国大統領が、昨日ようやく広島を訪問しました。今回のオバマ大統領の広島訪問には、色々と批判的な声がありました。

「大統領任期切れ間近での訪問は、政治的遺産を残すためだ。」・「政治家としてのパフォーマンスに過ぎない。」・「謝罪が無ければ、原爆投下を正当化することになる。」・「核兵器廃絶の具体策が述べられていない。」・「訪問時間が少なすぎる。」・「長崎も訪問すべきだ。」・・・ などと。

米国では原爆投下を「戦争を終結するための適切な手段だった。そのために多くの人命が救われた。」と、未だに正当化する意見が大勢を占めています。

そして、「核兵器は戦争の抑止力となる。」・「日本は核の傘の下で平和を維持している。」などと言う声も聞かれます。

でも彼の広島訪問は、世界の注目を集め、下火になっていた核問題の議論を再燃させたのも事実です。たとえ政治家としての計算があったとしても、世界一の核保有国であり、唯一核兵器を使用した国の大統領です。それなりの意義はあると思います。

プラハでの核廃絶の演説後、ノーベル平和賞に値するような積極的な活動があったかどうか?  そんな声まで聞こえますから、それを考えれば歓迎すべきことです。

オバマ大統領は、メッセージの冒頭で原爆の恐ろしさを語りました。そして戦争の悲惨さを強調しました。米国の世論にも配慮しながらの演説ですから、抽象的な言い回しながら「8月6日の記憶は道徳的な想像力を刺激し、変化を可能にする。」と、主張しました。

さらに、広島訪問の一番大切な理念である「核なき世界の実現」を訴えました。特に「米国などの核保有国は、恐怖の論理にとらわれず、核兵器無き世界を追求する勇気を持たなければならない。」と、演説しました。

すでに彼は、「原爆投下に道徳的責任がある」と述べています。謝罪の気持ちに通じる発言だと思います。

私は娘家族が広島市内に住んでいるので、 時々広島を訪れています。 その都度平和公園を散策したり、 原爆資料館を覗いたりします。 昨年9月には意図的に原爆の被災地域や被害施設を見て回り、改めて原爆被害の惨状を知りました。

現在の広島市内はすっかり整備され、原爆の爪痕を探し出すのも難しいくらい復興しています。唯一惨禍の象徴として保存されている原爆ドームも、ともすると観光業者などが、平和公園のデコレーションとして扱っている感じもします。
  
今度こそ核兵器廃絶に向かって、全世界が歩調を揃えて歩み出す絶好のチャンスです。オバマ大統領の広島訪問が、その具体的な行動の第1歩になって欲しいと、心から願っています。



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