幼児教育を語るひろば

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みどりごの心

4月から新人としてスタートした学生や社会人たちは、このゴールデン・ウイーク (G・W)でホッとひと息つけたのでしょうか?    それとも五月病で、悩んでいるのでしょうか?

本棚の埃が気になったので、G・Wを機に整理し始めました。 何時ものことですが、「こんな本があったのか?」 と、忘れていた本に出会って整理の手を止めます。結局 GW中の本棚整理は、なかなかカタがつきません。

17年前に亡くなった妻の蔵書も沢山あります。所狭しと、本棚の一つを占領しています。手をつけなくては・・・  と思うだけで、きょうまで放ってありました。

それでも整理を始めたら、妻の蔵書の中には 羽仁もと子(1873〜1957年・婦人の友創刊・自由学園創立)著作集全巻や、婦人の友社発行の「婦人の友」など、同社の出版物が多数あります。

妻は羽仁もと子さんが主宰した「友の会」の会員でしたから、それに関わる蔵書が多いのは当然です。教師という職業柄でしょうか?  すぐに羽仁もと子著作集第16巻 「みどりごの心」が目に留まりました。

「みどりご」とは赤ん坊のことです。本当の緑色は、松の若芽の色のことだと聞きました。だから「みどりご」は、松の若芽のような若々しさを表しているのです。

羽仁もと子さんが「みどりごの心」と題名に選んだのは、聖書の言葉からのようです。(マタイ伝・11章・25節) 彼女は、「何事もみどりごの心を持ってすれば、新人の道は開ける。」と言われます。

邪気をまじえない純真な気持ちで正直に考えていると、誰にでも一番大切なことが一番よく分かってきます。そしてそれを素直に正直に行ってゆけば、その人は常に本当の新人であり得ると、彼女は言います。

さらにこう言われます。
 みどりごのような純な気持ちの中から生まれて伸びてゆく知恵や研究は宝玉のようなものです。そうしてそれのみが本当の知恵や学問というべきでしょう。言い換えれば、そのよい学問や知恵を生み出すところの母胎は、 ありのままのみどりごの心です。

「みどりごの心」の中には、こんなことも書かれていました。
 よいと思って本気で実行したことが悪かったら、また出来なかったら、やめればよいのです。骨折り損は愚かだと賢ぶってはなりません。頭の中の計画を実行してみるのは、ちょうど自分の心の姿、力の姿を明鏡の面に映し出すようなものです。落ちついてそのよくいかなかった姿を注意して見ると、その中にどのくらい教えられることがあるか知れません。

本棚の整理は、なかなか捗りません。



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