幼児教育を語るひろば

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杓底一残水 汲流千億人


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ミニ シクラメン (昨年の鉢が 今年も花をつけました)


久しぶりに茶道師範の H先生の茶会に、友人の Mと共に招かれました。茶会と言うより昼食会と言った方が適切な、気がねの要らない集いでしたが・・・

茶を点てる時は、杓の湯を少し残すのが作法です。もちろん H先生は、杓の湯を少し残されました。

曹洞宗の開祖で永平寺を創建された道元禅師は、 毎朝仏様にお供えする水を小さな谷川から杓で汲み取る時に、半分だけその水を谷川に戻されました。

何もそんなことをしなくても、 山から流れ出る水の量は豊富で、涸れる心配は無いのです。しかし、どんなに水が沢山あっても、一滴の水も粗末にしてはならないというのが、仏教の教え 禅の心です。

永平寺の山門には、表題の「杓底一残水 汲流千億人」という文字が刻まれています。杓の水を少し残して川に返すと、その水を下流の多くの人々が受け止めて使うことが出来るという意味です。

その心は、「いま自分がここに生きていて得たものがあるならば、どんな小さなことでもいいから、それを人のために伝えて行きなさい。」 ということです。

それは同じ川の水を共に飲んで生きるだけでなく、同じ喜びを分かち合えるように、という願いでもあるのです。

久しぶりの茶会で、心を新たにしました。


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