幼児教育を語るひろば

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備忘録から(2)

子どもを見る目
現職中に教育問題で講師をお招きする機会が何回かありました。前回は小児科医真弓定夫先生の話を紹介しましたが、もう一人忘れられない方がいます。それは1960年のローマ・1964年の東京オリンピックで金メダルを受賞され、後に日本大学教授として活躍された遠藤幸雄先生です。
(2009年3月に亡くなる)

先生は少年時代を振り返られて、人が生きて行くためには自分だけで無く、周りの人々の考えも、またその時の環境も大きな影響力を持つことが分かったと言われます。

そしてそこから学んだことを、深く考え咀嚼して調和の取れた自らの生き方を選び、力一杯の仕事をして行くことが大事だと気づかれました。

先生はご自分の生い立ちからも、人の天分というものはどんな逆境の中でも、立派に芽を出してぐんぐんと育って行くと言われます。然しせっかくの天分も自ら育てる努力が伴わないと、芽は途中でしぼんでしまうのです。

今の子どもたちは、過保護の中で育っています。自分で考え行動する力が欠けます。手とり足とりされる過保護な生活から、子ども自身が脱出する力を持たなければひ弱な大人にしかなりません。

「転ばぬ先の杖では無く、転ぶ体験から学ばせることです!」と、先生は言われます。

先生は自分のお子さんたちを見ていても、一人一人個性があって違うと言います。また同じ一人の子を見ていても、色々な見方が出来ると言われました。

悪いと思った面も、よく見ると実は大変良い面でもあるのです。ユニークで他の子には見られないが、その子の特性として役立つことがあるのです。ちょっと見方を変えただけで、その子の特性を見つけることが出来るのです。

ですから多面的に子どもたちの様子を観察して、出来るだけ良い点を見つけ出してあげましょう。子どもの個性を認め励ましながら、悪い点をカバーして行くように、大人は子どもを見る目を持つようにしましょう!

遠藤先生の話は、今の子育てでも十分通用します。


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