幼児教育を語るひろば

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手鑑

山茶花(さざんか) 2015, 12. 20 写す

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山茶花の花もそろそろ終わりのようです。「さんさか」と読まずに、
何故「さざんか」なのでしょうか?    「さんさか」ではぎこちなく、
リズム良く発音出来ないので、何回も重ねて発音しているうちに、
「さざんか」になったようです。



手鑑
線香を求めに立ち寄った浅草の仏具店で、江戸時代の写経の手鑑が展示されていました。当時の著名な書家の作品だそうで、つい見とれていたら店主の薀蓄を聞く羽目に陥りました。

手鑑とは、有名な古筆(筆跡)を切り取って集めたものを貼付した本のことです。(同音異義語に、手に持って使う小さな鏡 「手鏡」がある。)

店頭に「般若心経」の一切がありました。

 観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄 
   舎利子 色不異空 空不異色 色即是空 空即是色


たったこれだけで、5万円の値がつけられていました。江戸時代武家にあっては、子女を嫁がせる時の大切な調度品の一つだったそうです。

古筆愛好家たちは、手鑑をつくるために、平安時代以降の写経・歌集・古文書・消息(書簡)などを、こぞって収集しました。そのため大事な古筆が、断片的に保存されるようになりました。結果的には行方知れずの古筆が多いと言われます。

手鑑には、高野切・本阿弥切・石山切・昭和切 などと呼ばれるものがあります。


(付録)
手は人間にとって大事な働きをします。特に利き手は、仕事をするのに欠かせません。

武士は、寝る時も右肩を下にして寝たと言われます。敵の突然の襲来に備えて、利き手の右手を守るためだったと言われます。

「奥の手」という言葉がありますが、これは利き手では無い左手のことです。右手を襲われても、相手の不意をついて左手で戦えば、危うい事態を回避することが出来るからです。正にとっておきの奥の手です。

手が離せない・手が足りない・手がかかる などは、労働力に関係します。
手が上がる・手の込んだ仕事 などは、手数のことでしょうか?
難しい仕事に手を出す・職人の手になる仕上がり などは、腕前のことです。

手は大事な働きをするので、「手」の付く言葉は一杯あります。
その中から子育てに関わる言葉を・・・

・親の手を離れる(手がかからない)・育児に手をかける(手を尽くす)
・子育ての手を抜く(手があく)・いたずらに手を焼く(手をこまぬく)
・手取り足取り教える(手を貸す)・しつけの手を緩める         付録 終





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