幼児教育を語るひろば

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子どもは首枷?

瓜食めば子ども思ほゆ 栗食めばまして偲ばゆ、何処より来たりしものぞ 眼交にもとなかかりて安眠しなさぬ、銀も金も玉も何せむに 優れる宝子にしかめやも。 (万葉集・山上憶良)

子どもは宝?   最近少しおかしくなってきました。

11月3日午前7時20分頃茨城県鉾田市で、道路脇に生まれたばかりの赤ちゃんが裸のまま放置されているのが発見されました。赤ちゃんは低体温の状態だったようですが、幸い命に別状は無いとのことでした。
(折りしもこれが文化の日の出来事です。文化が泣くのでは?)

どうしてこんな親がいるのでしょうか?

そういう性格(形質)の親が存在するのです。 性格は遺伝によって決まるので、赤ちゃんは生まれた時からそうなる定めだったと言う人もいます。

然し最近の研究では、遺伝する特徴を造り出すような物質が配偶子(生殖細胞)の中に存在するのであって、形質そのものがある訳では無いと言います。

つまり、形質(性格)がそのまま遺伝する訳では無いのです。性格を造り出すような物質があっても、必ず発現する訳ではありません。

それに人間は、変化(進化)することが出来ます。変化には、生物的な進化(遺伝的に支配される種の形質の進化)と文化的進化があります。

文化的進化は、学ぶことによって進化します。人間の行動の多くは、人から人へ伝わって行くばかりでなく、書くことや話す言葉で世代から世代へ伝わって行きます。これは遺伝子によっては伝わりません。

何を言いたいかと言えば、私たちは学ぶことによって性格を変えることが出来るということです。赤ちゃんを放置した母親の性格を変化させるには、学んだ考えと生活習慣の相互作用によって可能です。彼女を変えることが出来るのです。

「子は三界の首枷」という諺があります。確かに子育ては大変で、親の自由を奪います。「子宝 すねが細る」とも言います。子育ては手がかかるし、子どもは金食い虫です。せっかく育てても、「悪ガキ」と呼ばれる子は一杯います。

それなのに私たちは、なぜ子どもを生むのでしょうか?

それは人間が自然を構成する一員として、避けることの出来ない宿命です。私たちは生まれた限り、生命を維持し連続させなければなりません。それが自然を守るための掟なのです。

では掟を守る人や守らない人が出て来るのは、何故でしょうか?

昔から、「氏より育ち」と言います。人間形成は、遺伝条件で無く生育環境(生育条件も含めて)によって決まります。

現在は、格差社会が広がっていると言われます。育ちの環境が悪化しているのも事実です。安倍首相は「一億総活躍社会」の実現を訴えています。併せて「一億総福祉社会」にも、私たちは関心を持ちたいと思います。

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