幼児教育を語るひろば

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子どもの貧困

過日、日本の子どもの「幸福度」について書きました。(10月8日のブログ参照)
日本の子どもの貧困問題は、いまや想像以上に深刻化してきました。

厚労省も 「国民生活基礎調査」の一環として OECD (経済協力開発機構)作成の調査基準に基づいて、平成24年(2012年)の子ども(17歳以下)の貧困率を16.3%と発表しています。(2011年前後の OECDの平均は13.7%・日本は34ヶ国中25位)

 貧困率
  世帯収入から子どもを含めて一人ひとりの所得を試算し、その国でまん中の
  人の所得の半分に届かない人の割合です。


朝日新聞のアンケートでも「子どもの貧困を身近に感じる・やや感じる」という人が、7割近くもいました。

貧困の子どもの多くが母子家庭です。平均年収243.4万円で生活していると言われます。  (日本の場合ひとり親など大人が1人の家庭に限ると、 貧困率は54.6%で先進国の中でも最悪の水準。)

朝日新聞のアンケートに、こんな声がありました。

子供にとっての貧困とは、単にお金が無いというだけではなく、生きていくうえで必要な様々な知識を与えてくれる大人が身近にいない、豊かな感性をみがくために必要な機会を得られない、自分が生きていく価値がある人間であると思えない、といった状況までを指すのではないかと思う。(京都府・40代女性)

厳しい声もありました。

子どもの貧困は基本的に親の貧困と身勝手である。子どもをまともに養育できないのに子どもを作るべきではないし、養育できるだけの経済力もないのに親権を行使するべきでもない。(静岡県・40代男性)

北海道大学大学院教授の松本伊智朗氏は、「親の格差持ちこまぬ施策を」という趣旨のコメントを述べておられます。

大きくは二つ。親のお金を増やすことと、お金がなくても困らないようにすること。後者は親の格差を子どもの世界に持ちこまない施策です。保育、教育、医療といった領域で貧困を和らげる工夫が必要です。(部分)

親の頑張りが求められがちですが、単親家庭の雇用を保証して、お金が無いという状況を取り払う社会保障制度が充実するように願っています。


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