幼児教育を語るひろば

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非行の兆し

爆弾低気圧
台風21号は、与那国島などに被害を与えて通り過ぎました。中国大陸で熱帯低気圧に変わり、今度は北海道周辺の低気圧と一緒になって爆弾低気圧と呼ばれるようになりました。北海道は、大きな被害を被ったようです。東京も明け方には風雨が強くなり、雨戸が悲鳴をあげていました。爆弾低気圧は冬のもので秋に襲来するのは珍しいと、テレビで気象予報士が解説していました。やはり異常気象でしょうか?


非行の兆し
「最近少年犯罪が増えているように感じる。それも生命を軽視するような・・・」と、よく耳にします。マスコミが、取り分けショッキングなニュースとして取り扱うからかも知れません。

山梨県河口湖町では、孫が(高3男子)祖父母を殺害しました。三重県伊勢市では、高3女子が同学年の男子に刺殺されました。男子は女子に殺害を頼まれたと供述しているそうですが、それにしても彼らは生命の価値をどう考えているのでしょうか?  

でも犯罪白書を調べてみると、少年犯罪は減る傾向にあります。昭和26年(検挙数約16万6千人)・同39年(同約23万9千人)・同58年(31万7千人)と、ピークが3回ありました。平成16年以降減り始めて、同25年からは検挙数が10万人を下回っています。(交通犯罪を除く)

少年が非行に走る原因は多様です。「原因はこれだ!」と、1つには絞れません。家庭に原因がある場合もあるし、友だち関係にそれがある場合もあります。更には本人の生活態度、あるいは性格に依る場合もあります。色々な理由が重なっていると考えた方がよいでしょう。

非行化させないためには、その前兆に早く気付くことが大事です。非行も病気と同じで、早期発見・早期治療が何よりも重要です。

まず非行化の原因を探って、その子に合った手立てを考えます。それには、普段からの親子関係がものを言います。いつも子どもの様子をよく見ていれば、親は直感的に非行の兆しに気づきます。

ウソつきは泥棒の始まり
「非行は小さなウソから始まる」と、言われます。「子どものウソくらい・・・」などと、見逃しているうちに大事になり兼ねません。

幼児は「お花が笑っているよ」・「ボールを蹴ると痛がるよ」・・・ などと、ごく自然に会話しています。アニミズム的な考えが強い時期ですから、ウソとは思っていません。「ぼくの家に犬がいるよ」・「わたしの家にはピアノがあるよ」・・・ など、理想や願望を話す場合もあります。こんな幼児のウソは、許されます。

非行の兆しとなるウソは、幼児のウソとは異なります。心配なのは、コソコソした行動や隠し事を伴うウソです。

ウソをつかないことは大事ですが、ウソをつかない人間はいません。ただウソをつかなければならないようなことが重なって、次から次へとウソが膨れ上がってしまうのが危険なのです。

でもウソから非行化の兆しに気づいたといって、大騒ぎするのはよくありません。と言って、変だと分かったのに放置していてもダメです。

その時は、「ウソつき!」・「ウソはいけない!」・「不良だ!」・・・ などと決めつけないで、ウソをつかなければならない子どもの気持ちを読み取ってあげましょう。

朱に交われば赤くなる
不良性のある子(良くない友だち)と付き合い始めたら、非行化の兆しであることは間違いありません。

良くないことを覚え、親の言うことを聞かなくなります。仲間との付き合いが面白くなり、勉強もしなくなります。生活が乱れてきます。

こうなると親も気づきますから、悪い友だちを一刻も早く遠ざけなければと考えます。でも少し注意したくらいでは、なかなか離れる様子が見られません。さらに注意すると、子どもはかえって反抗的になり逆効果です。

ここで考えなければならないのは、「なぜ付き合うのか?」ということです。「類は友を呼ぶ」と言って、友だち関係は一方通行では成立しません。選ぶと同時に選ばれたからこそ、二人は付き合っているのです。ここに親と子の友だちに対する見方や考え方のズレがあることに気づかなければ、問題は解決しません。

子どもの気持ちが安まる家庭や親子関係づくりを心がけることが、良くない友だちとの付き合いを断ち切る手立ての第1歩になります。

非行型不登校
不登校の理由は色々ありますが、ここでは非行型の不登校が問題になります。良くない友だちと相談してズル休みしたり、学校を休んでゲームセンターへ出かけたりするのがそうです。

「お腹が痛い」・「頭が痛い」・・・ などと言って休むのと違うので、親は学校へ行っているとばかり思っています。後になって分かることが多いので、理由を聞いても「図書館に行ったかな?・・・」などと、曖昧な答えで逃げられてしまいます。

非行型の不登校は、あまり責めると「学校休んで何が悪い!」と、反抗してきます。反抗されると親もカッとなるので、かえってこじれてしまう場合があります。ゆっくり落ち着いて話し合えば、ズル休みがいけないことは子どもも分かっています。落ち着いた目で、子どもの行動を少し離れたところから眺める余裕があれば、あせらずに妥協しないで対処出来ます。

非行も病気の類と言いましたが、強いて言えば「心の病」です。非行の兆しは、潜伏期間です。この病気の一番の問題点は、病気に罹った本人が気づかないことです。だから自分で治そうという気が起きません。それに潜伏期間の長い子もあれば、短い子もいます。症状もまちまちです。

それだけに早期発見が遅れたり、早期の手当てを間違えたりもします。親の手に負えないと思ったら、そのまま放置しないで、専門家に任せましょう。警視庁管轄の少年相談所(少年相談室・少年センター)や、各警察署少年係へ相談するとよいでしょう。


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