幼児教育を語るひろば

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凌雲の志を妨げるな!

「子どものからだは、外から情報を受け入れやすく、 かつ次に動ける可能性をできるだけたくさん持っているような姿勢がいい。(竹内敏晴)」
今朝の朝日新聞「折々のことば」に載っていました。

自発的な動きのとれない「手も足も出ない」状態、 「息をひそめている」姿勢は、子どもたちの存在を融通のきかない縮こまったものにすると言うのです。

特に幼い子どもたちの心は純粋です。俗世間の煩わしさを乗り越えようとする崇高な気持ちを抱いています。その心をむやみに縛ってはなりません。

子どもたちは、今羽ばたく時を待っています。小さな翼を広げて、飛び立とうとしています。その心意気を、押さえつけてはいけません。


文科省が、16日に2014年度の「問題行動調査」の結果を公表しました。それによると、小学生の暴力行為が過去最多を更新したと言います。

前年比572件増の、11.468件もありました。中学生は逆に4563件減で、35.683件だっと言います。(それでも多いように思いますが)

小学生の内容を見ると、1〜5年生で各100件以上増加しています。詳しくは次の通りです。

 *児童同士の暴力行為   7.113件
 *対教師暴力     2.151件
 *器物損壊      1.997件

小学生の暴力行為は、1997〜2005年は2.000件程度ですから急増しています。文科省は、このことについて次のように分析しています。

 *同じ児童が問題行動を繰り返す。
 *情報共有が進み、認知件数が増えた。
 *貧困などが原因で、家庭のしつけが不十分な子が増えている。

これに加えて現代社会は、個性を抑圧する 力が子どもたちにものしかかっています。

学校は相変わらず一斉授業で、主体的に学ぶ場が無く、楽しくありません。家庭では意に反した稽古事や塾通いで、自由がありません。友だちと遊ぶ機会も少なく、1人で電子ゲームなどで遊びます。自由に動ける可能性はありません。

このままでは。子どもたちの暴力行為が益々エスカレートして行くのは、火を見るよりも明らかです。
凌雲の志を妨げないようにしましょう!



コメント

清仔さんへ

ルソーも「エミール」でこう言っています。
 子どもが行きたがっているときに、じっとしておれとは、決して強制してはならない。(中略)跳んだり跳ねたり、彼らの運動は、すべて身体をつくるために必要なものだ。
 友だちと群れて遊ばない子は、社会性も育ちません。子どもが遊ばないのでは無く、遊ばせない環境を大人が造っているのが問題ですね。
 

  • 2015/09/26(土) 08:02:06 |
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  • 元園長 #-
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