幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

学力調査

文科省は、25日に小・中学生(小6・中3)を対象とした「全国学力調査」の結果を公表しました。今回は理科が初めて全員参加方式で実施されました。

理科は、2012年度に比べて平均正答率が改善されたと言います。他の教科も(国語と算数・数学)、昨年度と比べると横ばいか0.4〜0.1ポイント改善したそうです。都道府県ごとに見ても、正答率が前回より向上したところがいくつかあると言います。結構なことです。

初めて比較が可能になった理科の成績については、「現場の先生方が教材や指導法を工夫している」と好評です。ただ問題点として、「実験の結果を分析して考察する力が弱い」と指摘しています。


学力調査で全てが分かるわけでは無い
学習内容の全てを、限られたスペースのペーパーテストで評価するのは不可能です。出題はどうしても限られています。子どもたちにすれば得意な分野もあれば、そうでない分野もあります。

*本を読むのは好きだが、文を書くのは嫌い。
*計算問題は得意だが、図形の問題は苦手。
*宇宙や天文のことには興味があるが、物理は難しい。 
・・・など。


要は、ペーパーテストだけで学力を評価することは出来ないのです。 


学力とは?
学力調査で分かる学力は、ペーパーテストの問題を解く力です。前述のように、学力の全てを把握することは出来ません。ですから学力を定義するのは、とても難しいことです。

「学びて思わざれば すなわちくらし」と、言います。いくら勉強しても、自分で深く考えることをしなければ、物事の道理は分かりません。思考こそ学問の種子です。学力とは考える力なのです。

ルソーは「エミール」で、こう説いています。

5〜12歳は、感覚の訓練の時期である。自然に近い生活をさせることによって、身体を訓練する。感覚の訓練においては、単に感覚器官を用いるだけでなく、感覚によって正しく判断すること、感ずることを学ばなければならない。これによって、知識の基礎が学びとられる。

12〜15歳までには、体力も充実してくる。この時期こそ、勤労と教訓と学問の時期である。しかしそれまでの感覚を観念に変化させるのは、科目を教授することによってではなく、自然現象に注目させることによって可能になる。

自然人の形成こそが、人間として生きる力・学ぶ力を備えることが出来る。



ブルーナーは学力をどう捉えているか? 「教育の過程」から調べてみました。彼は学習における興味・発見・興奮が、研究や問題解決の態度を養うと言います。

つまり教材の持つ固有の興味(inherent interest)を増し、子どもに発見感(a seuristic discoveey)を起こさせ、子どもの理解に適した思考形成に変えること(translating)です。

学力も人間形成の手段ですから、奥が深いのです。


コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/1566-d75288bd