幼児教育を語るひろば

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花尽くし

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「花」は、古くは「華」と書きました。いまでも華やかで美しいものを讃える際には、「華」という文字を用います。華麗・華飾・栄華・華美・豪華・繁華・・・ などがそうです。中華人民共和国の「中華」は、自国を花のある理想的な国家と自負した
表現です。

花は高等植物の生殖器官ですが、美しいものが沢山あります。私たちの目を楽しませるだけではなく、疲れた心を癒してくれます。花はやがて実を結びます。

若いうちが花と言います。特に青春時代は、人生の花に例えられます。花も実もあると言えば、外観が美しいだけではなく、内容も充実していることです。

花をもたせると言えば、相手を立てる、勝ちを譲る場合に使います。花を添えるは、行為に何かを付け加える時に用います。より価値が高まるだけではなく、上品で奥ゆかしさも感じます。

火事と喧嘩は江戸の花と言うと、迷惑な火事なのに、華やかさや賑わいを感じるから不思議です。花も恥じらうほどの美人と言われたら、楊貴妃やクレオパトラも敵わないのでは?  と想像します。一口に花の美しさを説いても、奥が深いようです。

室町時代には、「花くらべ」・「花いくさ」という遊びがありました。花がついている桜の枝を持ち寄った人々が、左右に分かれて花の美しさを比べ合いました。
またそれにちなんだ和歌を詠みあげて、優劣を競ったと言われます。

江戸時代になると、「花札」というカルタ(花歌留多)が作られました。その月を表す花を描いた札が4枚と、それが12ヶ月分で48枚になります。

1月→松  2月→梅  3月→桜  4月→藤  5月→アヤメ  6月→牡丹
7月→萩  8月→ススキ  9月→菊  10月→モミジ  11月→柳  12月→桐


話は逸れますが、花札のモミジと鹿の絵柄から転じて、鹿の肉を「モミジ」と呼ぶようになりました。別説では、百人一首の「奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の 声聞くときぞ秋は悲しき(猿丸大夫)」からとも言われます。

花札ついでにもう一つ。花札は2人でやるものですが、どうしても仲間に入れてもらいたい時は、お金を出して加わりました。それで「買って出る」という言葉が生まれたと言われます。

話を戻します。
「花は心のビタミン」・「努力して花を咲かせる」・「花道を飾る」・「言わぬが花」・
「両手に花」・「職場の花」・・・  花は私たちの生活と深く結びついています。

でも「花より団子」と言う人もいます。華やかで美しいだけで、浮かれてばかりではいけませんね。実利を軽視しないようにという忠告です。


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