幼児教育を語るひろば

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紅白談義

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ゆり (2015, 6. 15 写す)自生状態で毎年咲いています


花しょうぶ (2015, 6. 15 写す)これも数年前から花をつけます。

期せずしてわが家の庭は、いま紅白の花が競い合っています。紅白が日本人に好まれるのは、日本の風土に合った色だからでしょうか?

そういえば国旗も紅白だし、お祝い事の席は紅白幕で飾られます。お祝いの熨斗袋にも、紅白の水引をかけます。

「赤白」と書かずに「紅白」と書くのには、意味があります。中国では、古くから「赤」を「紅」と書いていました。「赤」という字を嫌いました。日本は「赤十字社」と言い、中国は「紅十字会」と言うのを見ても分かります。日本でも赤という字は、赤恥・赤貧・赤裸々・赤字・赤点・赤信号・・・ と、マイナスイメージの言葉に使われています。

日本中の小学校の運動会では、紅白に分かれて競技するのが伝統的慣習です。現職時代に、子どもから「どうして紅白なのか?」と、質問されたことがありました。

源平合戦の時代に、源氏が白旗・平家が赤旗を目印に掲げて戦ったのがルーツだと、説明したように覚えています。でも何故源氏が白旗・平氏が赤旗を選んだのかは、いまだに分かりません。

万葉集を紐解くと、日本人は昔から好んで紅白を選んでいたことが分かります。源平の旗印も、起源はその頃までさかのぼるのかも知れません。

万葉時代の紅(くれない)は、ベニバナ(紅花)のことで、転じて清純な美しい女性を表していました。情熱的な色ですが、健康的な若々しさを感じます。

紅に衣染めまく欲しけれど  着てにほはばか人の知るべき 
(素敵な女性に紅色に染めた着物を着せようと思うが、目立って人に知られて
 しまうかな。 柿本人麻呂・巻七)

紅の深染めの衣色深く  染みにしかば忘れかねつる 
(紅色に色濃く染めた衣のように、あの人のことが忘れられない。  作者不明・
 巻十一)

万葉集には、白を強調した歌もあります。

春過ぎて夏来にけらし白妙の  衣干すてふ天の香具山 
(春が過ぎて夏が来たらしい、夏になると純白の衣を干す天の香具山が見える。
 持統天皇・巻一・百人一首読み)

田子の浦にうち出でてみれば白妙の  富士の高嶺に雪は降りつつ 
(田子の浦に漕ぎ出してみると、真っ白な富士の高嶺に今も雪が降り続いてい 
 る。 山部赤人・巻三・百人一首読み)

白妙は、コウゾ類の樹皮の繊維で織った純白の布のことです。白は、何にも
染まらない爽やかさと清潔感があります。

紅の百合と、白い花菖蒲から連想しました。



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