幼児教育を語るひろば

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すべての児童は

初めての先生
生まれたばかりの赤ちゃんは、極めて無力・無防備です。一人では何も出来ませんから、放っておけば死んでしまいます。ですから他の動物と違って、母親は子育てにより負担がかかります。

授乳も赤ちゃんを胸に抱いて、乳を吸う行動を導いてあげなければなりません。赤ちゃん自身も、うまく乳を吸えません。必死になって乳を吸おうとしますが、初めのうちは失敗ばかりです。

授乳以外にも、母親が注意しなければならないことがあります。保護(かわいがる・抱く・寝かせる・体をきれいにする・体調を調べる・衣服を用意する・環境を整える)・給餌(乳を飲ませる・食べ物を与える)・清掃(清潔・環境清美)・子どもと遊ぶ(運動させる・経験させる) などです。

そして「私はあなたのお母さんです。一番の保護者です。だから何も怖がることはありません。」と、赤ちゃんに伝えます。赤ちゃんは自分の母親の顔を識別し、母親を認識して笑うようになります。

赤ちゃんと母親の信頼関係は深まり、本能的に母親を保護者とみなして反応するようになります。母親の行動を模倣しながら、赤ちゃんの世界は広まって行きます。母親は、子どもが初めて出会う先生です。

赤ちゃん時代の模倣は、大人になっても現れます。母親から刷り込まれたことに従って行動していることに、しばしば気づきます。良いことも悪いことも、すでにこの時期に培われているのです。


すべての児童は
5月5日は「こどもの日」でした。子どもの人格を尊重すると共に、子どもの幸福を図ることを趣旨とした祝日です。

また5月5日は、「世界こどもの日」でもあります。1954年(昭和29年)10月に、国連総会で設立が採択されました。日本では、「こどもの日」をそれに当てました。

1951年(昭和26年)5月5日には、「児童憲章」が定められました。「児童憲章」の前書きには、3つの柱が示されています。

 *児童は、人として尊ばれる。
 *児童は、社会の一員として重んぜられる。
 *児童は、よい環境の中で育てられる。

そして12の項目があげられています。12項目は、すべての児童はという言葉で始まります。ぜひそうであって欲しいのですが・・・

 一. すべての児童は、心身共に健やかにうまれ、育てられ、その生活を
    保障される。
 二. すべての児童は、家庭で、正しい愛情と知識と技術をもって育てられ、
    家庭に恵まれない児童には、これにかわる環境が与えられる。

  (以下省略)

1799年に、真裸で木の実や木の根を食物としていた11〜12歳の少年が発見されました。(アベロンの野生児) おそらく4〜5歳の時に親に捨てられ、その時から孤独な放浪生活を送っていたと考えられています。

彼は言葉を忘れ、非社会的な習慣が身につき、手に負えないほど注意力散漫でした。また適応性を欠いた器官の発達など、極めて不利な条件を持った子でした。

人間は自然の状態に放置されると、動物と異なるところがないという証明です。その能力においては、かえって動物よりも劣るとさえ言われます。

人間は、誰もが生まれながらにして優れた素質を持っています。その素質を見出して伸ばすのは、母親の役目です。



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