幼児教育を語るひろば

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非行の兆し

1月7日に、横浜市鶴見区の鶴見川河畔で専門学校生W.Y君(17歳)の遺体が発見されました。その後の調査で、友人の男子高校生3人(いずれも17歳)が関わっていることが分かりました。最近近くの川崎市で、中学生殺害事件があったばかりです。

昨年12月22〜23日にかけて、彼らは夕刻から河畔でゲームに負けたら酒を飲む遊びをしていました。そのうちに酒を飲んで寝入ったW.Y君を起こそうとして、殴ったり蹴ったり更には川に入れたりしたと言います。

その後3人は、寝ているW.Y君を河畔に放置して帰宅しました。真冬の河畔の寒さは、容易に想像できます。W.Y君は年を越してから遺体で発見されました。


思春期を迎える頃になると、子どもたちは色々と問題行動を起こすようになります。それは新しい悩みや不安を抱くようになるからです。

原因の1つは、進路選択や高校受験に対する不安です。次に心理的・生理的な変化があります。特に親子関係・友人関係・異性との関係・性の問題・・・ など、今までとは違う悩みや不安が芽生えます。

素直に育ってきたように思っていた子どもが、親や教師の言うことを聞かなくなり、逆に反発したり批判したりするようになります。

子どものこのような変化に親は戸惑います。非行の前兆ではないかと、心配する場合もあります。でも思春期の子どもには、ごく自然な変化なのです。と言うより、順調に成長している証です。

でもこれまで明るく元気で伸び伸びと育ってきた子どもが、急に怒りっぽくなったりイライラしたり反抗したりすれば、親は慌てます。

ここで気をつけることは、子どもは何か悩みや不安を抱えているということです。だからそのまま放置してしまうと、子どもは自己疎外感や無力感に襲われるようになり、逸脱した行動にはけ口を求めるようになってしまいます。

要は子どもは助けを求めているのですが、一人前に扱って欲しいという気持ちから、助けられるのも嫌というジレンマに陥っているのです。子どもの行動を押さえつけても解決はしません。その陰に隠れている心の動きを理解して、それを認めることが大事です。

子どもの問題行動は、大きく分けて2つあります。

①反社会的行動
 社会のルールや秩序に反した行動
 (非行・少年犯罪・・・ )
②非社会的行動
 社会に背を向けて逃避する行動
 (ひきこもり・不登校・自殺・・・ )

非行は①が主です。非行の兆しとして、次の4点を注意してください。

1、コソコソと隠れた行動が目立つ
 親との会話が急激に少なくなります。内緒で金銭など持ち出すようになります。携帯やスマホのメールの内容を見られないようにします。帰宅が遅くなり、外泊をするようになります。日常的に嘘が多くなります。

嘘は誰でもつきます。「嘘をついたことが無い人は手を挙げて!」と言われて手を挙げたら、その人が嘘つきという笑い話もあります。直感的に良くない隠し事と分かる嘘に、親は注意しましょう。

2、暴力的言動が多くなる
 反抗は成長のバロメーターと言われますが、度を越すと危険です。家庭内暴力や校内暴力に発展します。

でも反抗の陰には何か不満があるのです(悩みや不安も)。押さえつけても解決しません。もう子どもでは無いと主張しているのです。

じっくり対応して(できれば言い分を聞いて受け止めてやる)、子供の気持ちを落ち着かせるようにしましょう。この方法は、反抗の仕方が上手な子に育てる
こつです。

3、学校嫌いになる
 学校嫌いが、最も非行への近道になります。多いのが学校生活からの脱落です(怠学型)。原因としては、次のようなものがあります。

 *勉強が分からない(つまらない)
 *教師(担任)や級友との関係悪化
 *規則に縛られるのが嫌(生活習慣の乱れも含む)

当人は、学校へ行かなければ将来不利益を受けることは分かっています。だからと言って登校を強制するのは、傷口に塩を塗り込むようなものです。今は学校へ行かなくても、解決する手立ては色々あります。

特に問題は見当たらないが、不登校になる場合もあります。怠学型とは違います。学校恐怖症・神経的登校拒否症などと言われる場合もありますから、専門機関と連携して対応しましょう。

4、良くない友だちと付き合うようになる
 このことについては、3月29日付のブログを参照ください。
 

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