幼児教育を語るひろば

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いろは歌

清明

 ヒマラヤユキノシタ (2015, 4. 4 盛りは過ぎました)


昔は小学校に入学すると、先ず「いろは四十八文字」を習いました。

いろはにほへと ちりぬるを
 わかよたれそ  つねならむ
 うゐのおくやま  けふこえて
 あさきゆめみし  ゑひもせす
 
  (これに「ん」をつけて48文字です。)

色は匂へど散りぬるを 我が世誰ぞ常ならむ
 有為の奥山今日越えて  浅き夢見じ酔ひもせず


江戸の頃、寺子屋で初めて習うのは「いろは四十八文字」でした。ですから、何かを習ったり覚えたりする時の最初が「いろは」でした。そこで初歩や初体験のことを、「いろは」と言うようになりました。

「礼儀のいろはも知らない。」・「茶道のいろはを手ほどきしてもらう。」
 ・・・ など。

お正月のカルタも、「いろはがるた」です。有名な江戸の町火消も、「いろは四十八組」です。ただ町火消は、縁起をかついで「へ」・「ひ」・「ら」・「ん」の4文字は使いません。代わりに「百」・「千」・「万」・「本」を使いました。江戸っ子気質と言うのでしょうか?

最近の学校では「五十音」の指導だけで、「いろは四十八文字」はあまり重視されません。

あいうえお  かきくけこ  さしすせそ  たちつてと  なにぬねの
 はひふへほ  まみむめも  やゆよ  らりるれろ  わを  ん
 

戦後現代仮名遣いになって、「わゐうゑを」の「ゐ」と「ゑ」が使われなくなったことも理由のようです。

「いろは歌」は、弘法大師が作られたという説があります。弘法伝説というのは、300以上もあるそうですから、真偽のほどは定かではありません。いずれにしても、平安初期に作られたようです。

「いわゆる「いろは歌」には、「ん」の文字が欠けています。これを補って歌い込んだ「とりな歌」という名歌があります。明治になって万朝報という新聞社が、新しい「いろは歌」を懸賞募集して第1位に選ばれたものです。

とりなくこゑす  ゆめさませ
 みよあけわたる  ひんがしを
 そらいろはえて  おきつへに
 ほふねむれゐぬ  もやのうち


鳥鳴く声す夢さませ  見よ明け渡る東を
 空色映えて沖つ辺に  帆舟群れ居ぬ靄のうち
 

広義の「いろは歌」はまだあります。最近は学校も忙しいせいか?  話題にしなくなりました。国語や歴史の教材に役立つのですが・・・


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