幼児教育を語るひろば

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反抗期が無い?

友人Fの孫が、4月から大学生になります。両親の息子夫婦は「小さい時から手のかからない素直な子で、反抗期もなかった。」と、手放しで喜んでいました。
水を差すようですが、話を聞きながら喜ぶことかどうかと案じました。

子どもの成長モデルは、幼児期に先ず第1反抗期を迎えます。幼児期は自己中心的な思考や行動が主ですから、親には甘えて依存する生活です。反面要求が叶わない、あるいは叶えたいとなると、すぐに反抗的態度になります。
第1反抗期の特徴です。

青年前期(13〜17歳)になると、第2反抗期を迎えることになります。
個人差はありますが、思考や行動は次第に主観的・観念的・否定的になってきます。今までは親に依存し服従してきたのに、不服従的な態度が目立つようになります。自我の芽生えです。

つまり受け身の他律から、自律に向かう変化の時期です。ですから親や他人から指示を受けて行動するのを、嫌うようになります。社会のルール(校則なども)を否定したり、それに反抗したりします。第2反抗期の始まりです。

親(大人)の指示や社会のルールに従わなくてはいけないのか?  本当にそうなのか?  なぜそうなのか?  子どもが、自分自身で判断し行動するようになってきた証です。

中には表面に出さないで自分の殻に閉じこもって、何も話さなくなるような子もいます。いずれにしても、子どもは既成の価値や現状を再検討しているのです。そして自分の意見を確認し、自分なりの行動規範を作り上げようとしているのです。第2反抗期の特徴です。

第1反抗期も第2反抗期も、大人の仲間入りをするには必要な体験です。親(大人)もそれを認めなければなりません。

親の言うことを素直に聞く子・従順で他人(仲間)ともうまくやって行く子、そして反抗期を体験しない子を良しとすると、せっかく自律的な人間になろうとしても阻まれてしまいます。反抗期を体験することは、道徳的な判断と自律的な行動を確立するために欠くことが出来ないのです。

下記のような行動は、反抗的・反社会的と見られがちです。

・素直で無い ・協調しない ・すぐに反発する ・すぐに議論する
・性急な行動 ・何事にも疑念を抱く ・勉強以外への興味
・自分の利害を考えない行動 ・何にでも関心を示す(多様な経験)
・色々な世代や立場の違う人との交流 など。

最近は、反抗期の目立たなくなった子が多いと聞きます。反抗期は、10代半ばから20代半ばにゆるやかに表れるとも言われます。

子どもたちの親に依存する期間が、長引いているためではないでしょうか?  
それだけ自律も遅れていることに、気づいて欲しいと思います。



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