幼児教育を語るひろば

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親業(夫婦の役割)

「ママだって人間」という漫画が、話題になっています。(田房永子作)
私はまだ読んでいませんが、子育て中の母親の悩みやモヤモヤした気持ちを
リアルに表現している点が共感を呼んでいるようです。

内容には、理想の母親像・子どもと二人きりの疎外感・夫婦の役割の固定化などへの本音と疑問が描かれているそうです。(3月10日付け朝日新聞朝刊生活欄に拠る)

記事に拠ると最近イクメン(育児をする男性)が注目されているが、実際は子どもを持つ夫婦の役割は、あまり昔と変わっていないとのことです。(菅原ますみお茶の水女子大学教授談)

国立社会保障人口問題研究所の調査でも、育児の総量を100とした場合の
夫の負担率は1998年は約16%、2013年は上がったものの約20%に過ぎないと言います。

まだまだ育児は母親任せというか、母親に押し付けられているのが実情です。子どもにすれば(特に幼児期)、父親も母親も共に必要な存在として助力を求めているのですが・・・  親の方も気持ちだけは同じだと思います。

でも夫は、仕事のために子育てから手を引かざるを得ないのが現実です。聞こえは良いのですが、側面からサポートするということになります。その結果「夫は外で働き妻は家庭を守る」という、伝統的な役割分担に甘んじることになります。

そうすると子どもと父親が接する時間は、どうしても少なくなります。核家族化時代ですから、子どもは大人と接する時間がより少なくなります。

子育てを任される母親の方は、育児の実質的な負担とそれに伴う心理的な負担が増します。そのため子育てへの不安が募り、育児放棄や虐待などの悲劇に繋がる危険があります。育児の問題点の一つです。

反面、母親と子どもの結びつきは強くなります。母親は子どもを独占し、それが生きがいになってしまうのです。母親の過保護・過干渉の原因でもあるのですが・・・  

子育てで大事なのは、父親・母親の持ち味が十分に生かされることです。ただ父親と母親では、子育て観や子育ての方法は違います。(子どもの見方・育児の考え方・行動規範・行動力・価値観・社会的経験・・・ など) 
それぞれの特性を活かし、役割分担して子育てに当たる必要があります。

分担する内容は色々あります。衣食住の生活全般・しつけ・運動・遊び・健康管理・勉強・進学・就職・・・ など、中には協力して受け持つものもあります。 

息子は母親に女性のモデルを見つけて、異性観を育みます。娘は父親に男性の
モデルを見つけて、異性観を育むのです。

子どもは両親に愛されている・受容されているということが、いちばん大事です。子どもはそれを感じた時に、いちばん安定します。


単親家庭では、一人二役で子育てに当たることになります。子どもの世話は、全て1人でやらなければなりません。子どもが病気になったら、仕事を休むことになります。もし自分が病気になったら、子どもの面倒が見られなくなります。

川崎市の中学生殺害事件でも、R.U君の家は母子家庭でした。お母さんがどんなに頑張っても、仕事があると子どもには手が回りません。

それに単親家庭は、どうしても周囲からの偏見の目で見られます。「母子(父子)家庭だからしつけが出来ていない」と、決めつけます。

どうしたらよいのでしょうか?
ダメで元々、ふだんから色々な人に助けを求めることです。親類・友人・知人・先生(学校)・ご近所・社会的制度の利用(公的機関)・・・ に相談しましょう。遠慮せずに、家庭の事情を説明します。「捨てる神あれば拾う神あり」で、救いの手は必ず差し伸べられます。単親家庭の親の役割です。



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