幼児教育を語るひろば

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水談義

「水は方円の器に従う」、水は入れ物によって形が変わります。人間も環境によって、良くも悪くもなるということです。とは言うものの、素直に環境に従えないのが人間です。

水そのものは、水素原子2個と酸素原子1個が結合した分子の集まりです。仕組みはきわめて単純です。無色・無味・無臭、一見なんの変哲もありません。

でも地球は水の惑星と言われます。水があったからこそ、生命が誕生したのです。水は生物界にとって(生物界に限りませんが)重要な役割を担っています。

人間の体重の約70%は水です。植物は50〜75%、魚類は80%が水です。生命現象は、水に伴った化学変化だとも言われます。

水は地球上の気象・気候を大きく支配し、生物の生存に大きな力を及ぼしています。浸食・運搬・堆積の3作用があり、地球の将来も水に委ねられています。

「水到りて渠成る」、浸食作用で溝が出来るように、何事も時期が来れば仕上がります。学問を深く究めれば、人も自ずと徳が備わって来るのと同義です。

水の仕組みは単純と言いましたが、他の液体に比べ特別な性質を持っています。
例えば、気体・液体・個体の3態が共存します。比熱・気化熱が大きいので、状態変化がしにくく、自然の調和を保つのに役立っています。

熱容量がアンモニアを除くと最大、気化熱も最大、密度は4℃で最大になります。水の分子は双極性が強いので、物質をよく溶解したり、変質させる力が強くて化学反応を助けたりします。

ただ「水清ければ魚棲まず」とも言います。いくら役立つ水でも、あまりにも清らかに澄んでいると、魚は棲みつきません。正義も厳格も、度が過ぎると誰もついて来なくなります。

「水と油」と言われる人間関係があります。つい相手の立場や言動に、水を差したくなるからです。争いの元でもあるのです。わだかまりを、水に流す度量が必要です。

水は水蒸気や氷に変身しますが、共存して方円の器に従います。私たちも、水のあり方にあやかりたいものです。


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