幼児教育を語るひろば

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人間教育

高校受験を控えるT君のお母さんから聞いた話です。

T君の通っている予備校では、「正月特訓」というのがあります。
1月2日から4泊5日、受験生をホテルに缶詰にして受験勉強をさせます。なんと、宿泊費を含めた参加費が12万円です。「教育産業」という言葉を聞きましたが、その典型ではないでしょうか?

「教育」という言葉は、色々に使われます。
 学校教育・家庭教育・社会教育・幼児教育・初等教育・中等教育
 ・高等教育・成人教育・教育哲学・教育心理学・教育工学・・・
 数え上げれば切りがありません。

今や教育は、私たちの生活と切っても切れない密接な関係があるからです。
ひと言で言うと、全てが「人間教育」の範疇にあると思います。

でも 受験教育・予備校教育・教育産業・・・ などは、少し異質に感じます。

教育という行為は、「人を人にまでする働きがある」と言われます。
「植物は栽培によって作られる。人間は教育によって作られる。」とは、
ルソー(Rousseau・1712〜1778年)が言った言葉です。

受験教育を必要とする考えにも一理がある、と言う人もいます。
人も社会的生物です。社会の中で生まれそこで生活して行くのですから、そのために必要な知識・技術を身につけるのは当然です。今の社会環境・情勢を考えると、そこで勝ち残るには受験教育も必要だと言うのです。

受験教育的なものは、古代中国やギリシャでも、またわが国でもあったと言われます。

ソフィスト(Sophistes)は、ソクラテス(Socrates・ B.C.470〜399年)と同じ頃にアテナイ(ギリシャ)で活躍した教師群です。ギリシャの町を渡り歩いて、報酬を取って知識を授けました。

ソクラテス派のプラトン(Platon・B.C.427〜347年)は、ソフィストを良く言いません。「金持ち相手に知識を切り売りしている。」と、けなしています。

実際にソフィストたちは弁舌が巧みで説得力があり、法廷や議会などの集会で活躍したと言われます。

フレーベルの「人間教育」から
フレーベル(Friedrich Wilhelm August Frobel ・1782〜1852 年)は、幼児期で最も優れた教育手段は、散歩や遠足に連れ出して自然と触れさせることだと言います。(著書「人間教育」で)

自然の中で新鮮な空気を吸うことで、人間は健康で健全な精神を育む事が出来ます。自然と一体になることが出来ます。

自然を探索することで、色々な発見があります。そして、そこから大きな感動・喜びを得ることが出来ます。自然の摂理を学ぶことが出来ます。自然の中で、そうやって人間は成長するのです。
受験教育からは得られない真の「人間教育」が、そこにあるのです。


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