幼児教育を語るひろば

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幼児教育で大事にしたいこと(2)

(2)具体的経験
何よりも、具体的なものは分かり易いということです。それはやがて、抽象化する力を育てます。抽象的思考力が伸びると、具体的で無いものについても考えることが出来るようになります。

ピアジェは(スイスの心理学者・1896〜1980年)、子どもの知的発達段階を次のように説いています。

[0〜2歳] 感覚運動期(何かを感じると、それに反応して動く。)
手近な物を掴んで口にしたり、動かしたりする(意図的に対象へ働きかける)。
対象の認知を、感覚と身体運動を通じて行う時期。

[2〜7歳] 前操作期 (行動が内面化、何かを心に思い浮かべるようになる。)
イメージや象徴遊びによって、表現することが出来るようになる。ただし自己中心的で、論理性は無い。

[7〜12歳] 具体的操作期(具体物による論理的操作が出来るようになる。)
かなり論理的に考えられるようになるが、まだ具体的なものに左右されたり思い込みに支配されたりする。

[12歳以降] 形式的操作期 (事象を抽象的に考え、論理的に処理することが出来るようになる。)
仮説を立てて、予想することが出来るようになる。

有名な心理学者の説ですから頷ける点もありますが、必ずしも筋書き通りには行かないのが人間です。幼児期でも具体的操作や形式的操作は可能です。
要は具体的経験(体験)を積むことです。

具体的経験を重ねて行くと、物事への関心度が高まってきます。それと共に、記憶力・洞察力・発想力・・・ などが育ちます。自ずと自分で考え判断するようになり、問題提起が出来るようになります。

具体的経験は抽象化する力を育てると、はじめに言いました。 それは、例えば
抽象的な記号に置き換える能力のことです。

ミカンの数が1つ・2つ・3つ・・・ とあることが具体的に分かって、それを、1・2・3・・・ という数字で表すことが出来ることです。そしてさらに、1・2・3・・・ という数字が、ミカンでもリンゴでもあるいは人でも自動車でも、数という属性を数字という記号に置き換えて表すことが出来るのだと分かることです。

抽象的なものの考え方が出来る出来ないは、問題解決能力に直結するとまで
言われます。「百聞は一見に如かず」と言います。勉強ができる子に育てるには、具体的経験を大事にして、目で見て確かめる力をつけることです。


コメント

懐かしく拝見

久しぶりに「ひろば」を拝見しました。先生の変わらぬ幼児教育への情熱に共感しています。

  • 2014/11/23(日) 21:00:55 |
  • URL |
  • 教え子K #-
  • [ 編集 ]

Re: 懐かしく拝見

Kさんへ
コメントありがとう 旅行中だったので失礼しました 元気ですか? またお会いしましょう 楽しみにしています

  • 2014/11/29(土) 20:28:29 |
  • URL |
  • 元園長 #-
  • [ 編集 ]

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