幼児教育を語るひろば

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残しておきたいもの

すっきり晴れ渡った青空、七五三日和です。着飾った子どもたちが、近くの氏神様へ次々とお参りに来ます。両親はもとより、おじいさん・おばあさん・きょうだいと、家族総出でお供です。

境内には、千歳飴を売る店も出ています。子どもたちは、千歳飴が入った袋を
大事そうにぶら下げて帰ります。親にねだって、もう飴をほうばっている子もいます。「千歳飴」ですから、健康と長寿を願って造られた飴です。

七五三は、子どもの成長の節目に合わせて祝う日です。元は貴族や武家の家で
行われていた3歳の髪置き、5歳の袴着、7歳の帯解きなどの儀式をまとめたものです。
いずれにしても、子どもの健やかな成長を願う親の気持ちが込められています。

関西で七五三が行われるようになったのは、最近のことだそうです。 以前は
「十三詣り」と言って、男女児が13歳になると、4月13日に虚空菩薩にお参りして知恵がつくように祈願しました。

これから年末にかけては、行事がいろいろと控えています。23日の勤労感謝の日は、昔「新嘗祭」と言われた日です。その年に収穫した穀物を、天皇が天神地祇に奉納して感謝する日でした。氏神様の社務所には、[献穀献繭]の張り紙がありました。

農作物の収穫を感謝する行事は、世界中に見られます。アメリカでも11月の第4木曜日は「サンクス・ギビング・デー」で、その年の収穫を祝い勤労に感謝する日です。

10日は「一の酉」で、22日が「二の酉」です。毎年酉の日には新宿の花園神社まで出かけて、縁起物の熊手を求めてきます。熊手で福をかき集めようという魂胆です。

「三の酉」まである年は、火事が多いと言われます。いずれにしても火を多く扱う季節ですから、火の用心を心がけるように注意しているのです。

伝統的な行事は、私たちに生活の知恵や決まりを教えてくれています。近頃は
マスコミが簡単に行事を伝える程度で、直接体験することは少なくなりました。特に子どもたちが、行事に触れる機会がありません。子どもたちは、行事を体験することで大人としての常識を身につけて行くのです。

七五三は子どもたちの行事のように見えますが、裏返せばここまで育ててくれた両親・家族に感謝する日です。勤労感謝の日も、生産者の苦労を思い感謝して食べ物をいただく日です。

お祭りや縁日など地域の行事にも、子どもたちが成長するために必要な栄養が沢山詰まっています。益々忙しく多様化している現代社会です。ともすれば忘れ勝ちな伝統的行事です。七五三だけで無く、いつまでも大切に残しておきたいと思います。


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