幼児教育を語るひろば

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秋のお彼岸


 畑の縁に植えられた彼岸花 (練馬区関町南にて 2014, 9. 23写す)

確かに秋のお彼岸を彩るのに相応しい花です。曼珠沙華(マンジュシャゲ)とも言われます。サンスクリット語で「天界に咲く花」という意味があるようです。

でも彼岸花には、そんなに良いイメージはありません。「死人花」・「地獄花」・「毒花」・「しびれ花」・「幽霊花」・・・ と、悪名が続きます。

それは、彼岸花が毒草だからです。特に鱗茎は、毒性の強いアルカロイド類を多く含んでいます。
彼岸花が、田畑の縁や墓地などに多く植えられているのもそのためです。田畑に小動物が侵入して荒らされないように、墓地のお供え物が鳥や野良犬・猫たちに食べられないように、そんな理由で毒草の彼岸花が植えられたのです。

仏教で言う曼珠沙華は、彼岸花とは全く違う花だそうです。花弁の形からカミソリ花と言われる彼岸花のような鋭さは無く、柔らかな感じの白い花だと聞きました。もっとも彼岸花にも白い花があるので、そのあたりで間違ったのでは?

彼岸花の鱗茎には澱粉が多く含まれているので、戦時中は毒抜きをして食用にしました。有毒のリコリンが水溶性なので、長時間水に浸けておくと無害化されます。また鱗茎は、生薬として利尿や去痰に役立つようです。

彼岸花の話が長くなりました。「彼岸」という言葉は、悟りの境地・涅槃の境地を意味している仏語です。

彼岸は春・秋2回あります。いずれも春分の日・秋分の日の前後3日間です。彼岸の中日には阿弥陀様が居られるという真西に太陽が沈むので、仏事が営まれるようになりました。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言います。でも秋のお彼岸は、まだまだ夏の暑さから解放されません。逆に春のお彼岸は、いつまでも冬の寒さを引きずっています。

秋も春もお彼岸は昼夜の長さが同じになる日です。太陽の恵みは同じはずなのに、東京では秋の彼岸の平均気温は21.1℃・春は8.5℃です。気温は、太陽の照り方ですぐに決まるわけでは無いのです。
(午後2時、練馬の気温は 27.4℃もありました。)

この時期になると、昔は母がおはぎを作ってくれました。いまはそれも叶いません。和菓子屋で求めたおはぎを、仏前へ供えることにします。


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