幼児教育を語るひろば

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夏休み雑感

広島の娘の家から戻りました。このところ西日本は台風12号の影響を受けて、広島でも激しい雨が降りました。
それでも娘の家は広島港に近い所にありますから、毎日穏やかな瀬戸内の島々を眺め心地よい海風を受けながら、私なりの夏休みをのんびりと楽しむことが出来ました。

広島は8月6日の「原爆の日」が近づくにつれ、全国から平和記念式典に参加する人たちが集まって来ています。本通り商店街も平和公園も、いつもよりは人出が多く、より暑くなっているような気がしました。

原爆直後、あるいはその後の原爆症で亡くなった人は、30万人に達したと聞きます。広島の人々には、思い出すのも辛い夏休みの1日だと思います。

最近平和記念式典に対する批判もあるようですが、二度と戦争を起こしてはいけないという願いだけは不変なはずです。ただどう考えても、集団的自衛権と戦争放棄は相容れないように思います。

帰京してみたら、まるで赤道直下の国へでも来たような異常な暑さです。早速「光化学スモッグ注意報」も発令されていました。東京人はこんな所で生活しているのですから、ほんとうに我慢強いことです。

7日はもう立秋です。夏休みも折り返し点でしょうか?  子どもたちも、そろそろ新学期の準備や夏休みの宿題を心配しなければなりません。

現役時代、私は夏休みの宿題を出さないように心がけました。「子どもたちには、夏休みを自由に伸び伸びと過ごして欲しい!」 という気持ちからでした。

でも、なかなかそうは参りません。小学校では、学年で歩調を揃える必要があります。自分のクラスだけ宿題無しは、許されません。それに何よりも、親たちが黙っていません。

それでどこからも批判されないように、最低限の宿題は出すことになります。それでなくても夏休みは、読書感想文や各種展覧会用の作品の提出が、子どもたちに課せられます。

私は子どもたちに、日記(低学年の場合は絵日記)を書くように勧めました。それも毎日では無く、書きたいことがあった時だけということにしました。

然し子どもたちは、日記の宿題を嫌がりました。せっかく一日が楽しく終わったのに、わざわざその日を振り返って、自分の考えや感想を絵や文章に書くのは大変な労力です。それよりは「夏休み帳」のように、漢字を書いたり計算をしたりするワークシートの方が楽です。要は、創造的な活動は面倒と言う訳です。

夏休みは、宿題では無いけど子どもたちが必ず仕上げて来るものがありました。それは「自由研究」です。自由研究は、夏休みの必需付録のようです。でも99%は親の考えが入っているか、あるいは手が加えられていました。

動植物の飼育観察・科学実験・模型工作・絵画・彫刻・書・体験記・旅行記・調査統計・発明発見データ・・・ 等々。 
子どもたちの自由研究が、夏休み明けの教室に所狭しと展示されます。

自由研究の評価が、また一苦労でした。とにかく親子の協同作品が多いので、
うかつな扱いは出来ません。いつも賞賛や励ましのコメントを付して返却するのに、9月一杯はかかりました。

夏休みは「夏休みを利用して普段出来ないことをやろう」・「せっかくの夏休みだからノンビリしよう」と、二つの考えが去来します。多くの人は先ず前者を考えて、結果的に後者に落着きます。そして夏休みが残り少なくなって、宿題に追われるのがお定まりでした。私も懐かしく思い出します。

夏休みは、入る前が色々と計画を立てる楽しみがあります。実際に休みになると、あっという間に時間は過ぎて、計画通りに物事が進みません。夏休みに限らず、楽しい事はその事前が良いのです。

夏休みは、進学塾の稼ぎ時です。特に受験を来春に控える小中学生は、履修科目や学習時間を増やすように要求されます。受験生たちは、夏休み返上で頑張ります。 ご苦労様!

「地球温暖化」・「エルニーニョ」・「ゲリラ豪雨」・「光化学スモッグ」・「熱中症」・「クールビズ」・「夏休み特訓」・・・  昔はあまり聞き慣れない言葉です。

空き地での外遊び・川や池での水遊び・少年少女雑誌を貪り読む・トンボや蝉穫り・押し葉や押し花作り・空き缶や空き箱で工作・・・  幼い頃の夏休みを思い出します。今の子どもたちも、楽しい夏休みを過ごしているのでしょうか?


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