幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

コートジボワールの子どもたち

FIFAワールド・カップ初戦敗退のショックも、治まってきたようです。試合終了後日本のサポーターたちが、会場のゴミ拾いをして賞賛されたと報じられます。幼稚園時代の「お片づけ」の成果でしょうか?  天晴れ!  

ところで、あまり知識が無かった対戦国「コートジボワール」について調べてみました。

西アフリカの、かっては「象牙海岸」と呼ばれた、フランスの植民地だった国と分かりました。
ユニセフの資料に拠ると、面積は日本の約0.9倍、人口1984万人(2012年)ほどの共和国です。チョコレートの原料となるカカオ豆の有数の生産国で、(2013年には世界1位) アフリカでは豊かな国の方です。

でも2010年11月の大統領選挙後に紛争が起きて、50万人以上の人たちが難民となり、多くの人々が家や財産を失いました。(紛争は2011年4月に
治まる) 現在も元の生活に戻れない人が沢山います。

チョコレートの需要が世界的に高まっているので、生産のための労働力が不足しています。そこで人手を補うために、児童労働が使われるケースが後を絶ち
ません。

カカオ産業に携わる子どもの数は、82万人になります。(主にカカオ農園での労働. 5〜14歳の子どもの26%が働く. 2011年) 従って学校へ行けない子も沢山います。就学率は約61%です。(2008〜2011年)

5歳未満児の死亡率は108/1000人で、他のアフリカ諸国と比べれば良い方です。(シエラレネオ・284人 エチオピア・169人 コンゴ・168人 モザンビーク・158人 いずれも5歳未満児1000人中の最近の死亡数)

児童労働に駆り出される子どもたちは、週7日休み無く働かされます。カカオ農園で働く子どもたちは、カカオの実の収穫や、その実を割る作業で危険な鉈を
使います。危険な作業で傷害を負ったことがある子どもは、50.6%にもなります。(2011年) 半数以上の子が、怪我をしていることになります。


昨年12月、ユニセフ・イノチェンティ研究所から、ヨーロッパ・北アメリカ・日本など先進31カ国の子どもたちの幸福度を調査した報告書が発表されました。

調査は、「物質的な豊かさ」・「健康と安全」・「教育」・「日常生活上のリスク」・「住居と環境」の5分野に渡ります。総合順位でベスト3は、オランダ・フィンランド・
アイスランドの子どもたちです。日本は6位でした。

もちろんコートジボワールや途上国の子どもたちは、調査の対象外です。先進国の子どもたちとの格差が、あまりにも大きいためです。

幸福度を測る前に、途上国ではやらなければならないことが沢山あります。紛争から遠ざける・生きるための最小限の生活環境を整えてやる・経済搾取から保護する・学習や遊ぶ権利を保障する・・・ などです。
途上国の子どもたちの前には、課題が山積しています。

サッカーは、コートジボワールの子どもたちにも人気があります。サッカー選手になって有名になる・・・  子どもたちの夢でもあるのです。

子どもたちは、空気の抜けたお古のサッカーボウルを裸足で蹴って遊んでいます。日本政府も国際オリンピック委員会などと協力して特別プログラムを立ち上げ、開発と平和のスポーツとしてコートジボワールの子どもたちのサッカーを支援していると聞きました。

コートジボワールの選手たちの、心の内側をも知ることが出来たような気がします。

  

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/1437-3ba73c20