幼児教育を語るひろば

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味わう (食事のマナー)

食べ物の風味をよく味わって食べましょう!

友人と吉祥寺の洋食店で昼食を食べましたが、行儀の悪い子と出会いました。(4〜5歳の男児・ママ友2家族連れ) 私たちが席に着いた時は、その家族連れは料理の注文が済んでいたようです。ところが待ちきれないのでしょうか?  男児は落着き無く、調理場の方へ何べんも席を離れて見に行きました。(女児もいましたがその子はおとなしく待っていました)

やがて料理が運ばれてきました。男児は喚声を上げて大喜びです。それは良いとして、ナイフやホークを使うのが面倒なのでしょうか?  海老フライを手づかみで食べ始めました。食べながらおしゃべりするので、食べた物が口からこぼれ落ちたりします。

せっかくのご馳走を、ライオンのように貪り食べます。かぶりついた料理を、鵜呑みにしているようにも見えました。動物園のゴリラだって、一口ごとに味わって食べます。ましてや霊長類の長たる人間です。あれでは、食べ物の微妙な風味は分かりません。

親も自分たちの話に夢中で、注意する気配はありません。食事を楽しみ、ついでにマナーを学ぶチャンスなのに・・・  残念です。


味覚あれこれ

私たちは、甘いものが大好きです。「美味しい食べ物は甘い」と言っても、過言ではありません。特に幼児は甘いものに目がありません。
原始採集時代、私たちの祖先は、植物の実が熟して甘くなってから食べました。甘いもの好きは、その名残りだと思います。

でも甘いもの好きの私たちには、大きな落とし穴が待っています。
子どもの好きな菓子類には、栄養価を無視して甘くしたものが沢山あります。人工的にいくらでも甘く出来ますし、子どもたちもそれを好みます。結果的に食べ物のバランスが崩れて、様々な栄養障害を引き起こすことになります。育ち盛りの子どもたちにとっては大問題です。

大人だって油断出来ません。一流の料理と言っても、人工的に自然の味よりずっと美味しく作ることが出来るからです。

私たちは美味しい味を覚えると、より美味しさを求めるようになります。摂食反応が過剰に刺激されるので、食欲もどんどん増して行きます。そしてやがて、不健康な太り過ぎを招くことになるのです。

私たちの味覚は、基本的には4種の味に反応します。
すっぱさ(酸味)・塩辛さ・苦さ・甘さがそうです。

味は舌で感じますが、舌には味蕾(みらい)という味覚を司る器官(花の蕾のような形・約1万の細胞が舌粘膜中に存在・加齢と共に退化)があります。

すっぱさは舌の両側、塩辛さと甘さは舌の先端、苦さは舌の背面で感じます。食べ物の感触と温度は、舌全体で感じます。こうして私たちは、食物の風味を感じ取ります。

「風味」という言葉には、食べ物の匂い(香り)も含まれます。風味は舌だけで味わうものではありません。食べ物の味は、匂いと共に口から鼻へ拡散して行きます。風味を感じるには、鼻の働きも大きいのです。鼻風邪をひくと、食べ物の味が分からなくなるのはそのためです。

食べ物の風味を味わうことが出来るのは、人類が築いた食文化です。私たちは、食べ物から命を貰っています。
子どもたちへ、食べ物を良く味わって食べるように教えましょう!  
そこから学ぶことが一杯あります。

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