幼児教育を語るひろば

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冒険しよう!

子どもは冒険好きです。探検ごっこ(宝探し)・秘密基地造り(冒険の気配をはらんでいる)・肝試し(おばけ屋敷)・クライミング(木登りやジャングルジムでの遊び)・遠出(自転車などで)・危険を伴う遊び・・・  

子どもにすれば楽しい冒険でも、大人にすれば迷惑な話です。それに安全面での心配もあります。でも一旦興味を持てば、彼らは大人に関係無く冒険します。
子どもたちにとって、冒険は探索本能や闘争本能の表れです。
だから「良い・悪い」と、一概には決めつけられません。

私が勤務していたS幼稚園でも、「安全面から冒険的行為を禁止するかどうか?』 議論したことがあります。

子どもたちは、高いところが好きです。園庭のケヤキの木によく登っていました。遊戯室でも跳び箱の上に角材(大型積み木)を積み上げて、登ったり飛び降りたりしていました。どちらも怪我する危険があります。でもそれも本能的な行為です。「どうしたら危険防止が出来るか?」 いろいろ検討しました。

結局ケヤキの木には丈夫なロープを結びつけて、そのロープを登ったり、ブランコ替わりにして遊んだり出来るようにしました。跳び箱に角材を積むのは禁止して、跳び箱だけの登り降りを許しました。安全面や職員数から考えて、その程度が限界だったように覚えています。

子どもたちは、秘密の基地造りも大好きです。枯れ枝やビニールの布で造った基地が、園舎の裏手にはいくつもありました。秘密基地は、冒険のベースキャンプです。冒険に誘う雰囲気が、満ちていました。

秘密基地には、大事な遊具が隠されています。そこから持ち出した遊具と共に、冒険に出かけるのです。一見男児だけが興味を持つように思われがちですが、
女児も数多く参加していました。
降園してからも、子どもたちは近くの公園で基地造りを楽しんでいました。

冒険心を抑制することは、賛成しかねます。元々抑制するのは無理なことです。冒険は子ども時代(幼児期から少年期)の特徴的な遊びの一つです。そこで子どもたちは、生活に必要な知恵を獲得します。

見慣れないものには、危険を伴う場合が多いのです。でも子どもたちは、それに注意を払って近づきます。そして、避けた方がよいかどうか?  瞬時の判断を要求されます。でも避けたら何も得ることが出来ないことを、子どもたちは本能的に知っています。

分かってしまえばつまらない場合が殆どです。でもその過程で、多くのことを学んでいるのです。生きる術も身を守る術も学びます。
これからの人生に役立つ大事な体験です。子どもたちが、絶えず冒険を求める大きな理由の一つです。ただ幼児期はその衝動が強過ぎるので、親が上手にコントロールしてあげる必要があります。

冒険は好奇心の裏返しですし、創造の源です。恐れずに、子どもを冒険させましょう!


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