幼児教育を語るひろば

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人的環境

幼稚園教育の大きな柱の一つに、「環境を通して行う教育」があります。
環境と一口に言っても様々です。子どもたちを取り巻く状況や事象は、すべて
環境です。幼稚園・家庭・地域での人間関係も、もちろん環境です。

現代は情報化社会ですから、情報環境も無視出来ません。子どもたちは、その
証拠にテレビなどで放映されるアニメの影響を受けると、すぐにその言動を真似します。現代っ子の欲求を満たすものが、そこには溢れているからです。

故事に「孟母三遷の教え」があります。環境が、子育てを左右することを諭して
います。「環境を通して行う教育」の原点です。

環境を人的環境と物的環境(人的環境以外のすべて)に分けることが出来ます。
どちらも大事なのですが、家庭では物的環境に力を入れがちです。
勉強部屋を用意する・学習用具(教材)を揃える・学習塾や稽古ごとにお金をかける・・・ など、親の欲目もありますが、わが子可愛さゆえの親心でもあります。
ただ物的な環境は、環境を整えたという実感を伴うのが落とし穴です。

人的環境は、人間関係や心の触れ合いがものを言うので、あまり目立ちません。
「朱に交われば赤くなる」というのは、人間関係によって人は良くも悪くもなるということです。友だちによって良くも悪くも感化されるという訳ですが、因果関係は抽象的ではっきりしません。物的環境が優先されるのも、そのためだと
思われます。

でも人的環境は、子育てに大きな力を持っています。特に母親が、大きな影響力を持っています
子どもにとって最初の人的環境は母親です。「最初に出会う先生」と、言われるくらいです。母親の子育て観(教育観)次第で、子どもの学び方・育ち方が決まります。大げさに言うと、子どもの将来を決定します。子どもの人格や人間性は、母親との人間関係(親子関係)によって培われるのです。

桃李もの言わざれども 下自ずから蹊を成す
(人格の優れた人の下には多くの人が教えを乞いに集まるので、その人々に踏まれた地面には自然と道が出来る。) という意味です。

家族も友人もご近所さんも、子どもたちの教育を支える大事な人的環境です。
教育は人なり」です。


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