幼児教育を語るひろば

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飛び立つ

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コンニャクの花 (2014,5.18写す)
 ひと昔も前に球根を植えました。数年して1度花が咲きました。今回は2度目です。コンニャクはサトイモ科ですから、肉穂(にくすい)花序です。見かけは一つの花のようですが、たくさんの花の集まりです。独特の臭いがします。


飛び立つ
幼稚園に勤めていた頃、こんなことがありました。

五月晴に恵まれたある日、階段の踊り場に園児たちが群がっていました。多人数なのに声は無く、どの子も真剣な表情です。壁に吊り下げられた大きな虫かごを覗いています。

虫かごの中にはアゲハの幼虫が、食草のカラタチと一緒に入っています。どうやら今朝早くに、アゲハがかえったようです。まだ羽の様子も弱々しげです。

朝日が射してきました。アゲハは、羽を少し動かしました。子どもたちから、ため息のような声がもれました。子どもたちは、アゲハが飛び立つのを、今か今かと待っているのです。
アゲハは、実は体温が30℃以上にならないと、飛び立つ力がありません。もちろん園児たちはそんなことを知りませんから、飛び立つ瞬間をじっと待っているのです。

日射しが強くなり、気温も上昇してきました。アゲハの体温も上がってきたようです。アゲハ自身の羽ばたきも激しくなり、体温を上げるのに役立っています。

ついにアゲハが飛び立ちました。園児たちから、一斉に拍手と喚声が起こりました。アゲハは、しきりと虫かごの中を飛び廻っています。

そして園児たちが興奮する中、アゲハは先生の手から大空に放たれました。子どもたちは、いつまでもその後ろ姿を追っていました。
アゲハは、どんな志を抱いて飛び立って行ったのでしょうか?  子どもたちは、素晴らしい生命の誕生を目の当たりにして、感激に浸っていました。


図南の翼」という言葉があります。鵬(おおとり・中国の想像上の鳥・翼長三千里、一飛び九千里と言われる)が南の海に向かって大きく翼を広げて飛び立つことから、大きな志を持って学問に(仕事に)打ち込むことを言います。

4月にスタートした新入生や新入社員たちも1ヶ月半が経ちました。五月病にも負けずに、元気で頑張っているでしょうか?  飛び立った若者たちの、益々の飛躍と発展を心から願いました。


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