幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

春休みと非行

1年間の学校(園)生活から解放されて、子どもたちはホッとしているのではないでしょうか?  春休みは宿題もあまり出ませんから、気もゆるみがちです。 特に受験生は、受験勉強の疲れが一気に出る頃だと思います。生活リズムが
狂います。

「楽をしたい・のんびりしたい・・・」 そんな気持ちになるのは、文明の進化が早過ぎて肉体の進化が追いついて行けないためと言われます。

へ理屈はさておいて「盛り場へ行ってみたい・遊園地へ行ってみたい・映画を見に行きたい・ゲームセンターへ行きたい・買い物をしたい・・・ (いずれも友だちと)」と、子どもたちは春休み中にやりたいことが一杯です。
そして「1年間のストレスを解消するために、春休みはあるのだから・・・」と、うそぶきます。

盛り場へ行ったから・ゲームセンターへ行ったからと言って、すぐに非行とつながるわけではありません。でも非行への誘惑の手が待っているのも事実です。

それよりも、非行の温床は家庭にあると言われます。家庭の教育力の低下・過保護・過干渉・しつけ不足・放任・無関心・親の自信喪失・・・ など、色々と原因が考えられます。もちろん、本人の人格形成過程に関わる問題もありますが・・・

非行の前兆に、気づくことは出来るのでしょうか? 
やはり、親子関係がものを言います。ふだんから、子どもの行動に関心を持って
接していれば分かります。

そこで、次のようなことに気づいたら要注意です。

*うそが多くなる。(「嘘つきは泥棒の始まり」と言いますから・・・)
*親に気づかれないようにと、コソコソ行動する。
*金品を持ち出す。
*不良行為的な行動が目立つ。
 暴力的言動・口答え・けんか・飲酒・喫煙・不良友だちとの交友・夜遊び
 ・無断外泊・万引き・金遣いが荒い・派手な服装や化粧・・・

ところで幼児期は、非行と無縁なのでしょうか?  現職時代、あるお母さんからこんな相談を受けました。

「子どもが(年長児)無断で財布からお金を持ち出して使います。買った物を、
友だちにあげたりしているようです。どうしたらよいでしょうか?   金額は
100円以内で少ないのですが・・・」

私は、こんなアドバイスをしたように覚えています。
「金額が少なくても、盗みは盗みです。それは、しっかり叱らなければなりません。買った物を友だちにあげるのは、そうしないと遊んでもらえないのかも知れません?  リーダーになりたいために、金品を配る子もいます。」

「いずれにしても、何かをあげないと人間関係が築けないのは問題です。裏返して考えると、本人は孤独で寂しい子なのかも知れません。そこでふだん、親が
子どもとどう関わっているかを考えてみましょう。子どもに寂しい思いをさせていませんか? 」

「お金を使うこと自体に、興味を持つ場合もあります。使いもしない物まで買っています。大きくなったら、お金だけが生き甲斐という冷たい人間に育ってしまうかも知れません。背後には、厳しい家庭環境がると言われます。」 (この子の場合は父親が厳しい)

「本来家庭は安らぎの場です。子どもはそれを、いちばん望んでいます。過保護・過干渉は、愛情の証ではありません。そんな関係は、親から子への一方通行で
親子の距離は遠のくだけです。お金だけが頼り! そんな人間になっては困ります。」


非行も、幼児期の問題行動の延長線上にあります。だから幼児期は非行と無縁、とは言い切れないのです。
幼児期は家族という人間関係の中で、成長しつづけて行きます。明るいぬくもりのある家族関係が、非行予防の特効薬になります。
春休み最中ですが、あなたのお子さんは大丈夫ですか?



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/1417-c2c86cb0