幼児教育を語るひろば

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子育て閑話(5)

信じる
「最近高2の息子の言動が信じられない」と嘆くのは、ご近所の F さんです。

「信」という文字は、人に言葉です。私たちは相手の言葉で真か嘘かを判断して、信じたり信じなかったりします。

でも嘘とは思えないように人を騙す言葉もありますから、油断は出来ません。
よい例が振り込め詐欺です。いかにも本当のことのように言いながら、見事相手を騙します。

話が本当かどうかを見分けるには、相手をよく知っていることです。信頼関係(付き合い)の深さと言ってもよいと思います。親子でもそうです。

相手の言葉の真偽を見抜く条件は、相手の言葉を冷静にじっくり聞く心構えと、相手をしっかり観察(言動を)する能力の有無です。
(振り込め詐欺では電話の応対だけなので、言葉遣いや話の内容から相手を
推察する洞察力や判断力が必要となります。)

実は息子が信じられなくなった F さん親子の関係は、現在だいぶ薄くなっていると推測出来ます。F  さんは、子どもの話をあまり聞いていないようです。行動についても不干渉のようで、態度がおかしいと思っても見て見ぬふりをしている嫌いがあります。

これでは二人の距離は益々遠くなって、親子の信頼関係も薄れてしまうのは
当然です。
私は F さんに「もっと積極的に、息子さんと接する機会を自分からつくりなさい。」と、助言しました。そして会話することから、信頼関係が深まることを
教えました。

ところで幼児は嘘をよくつきますが、どうしてでしょうか?
幼児は自分の身を守るため、あるいは自分をPRするために、平気で嘘をつくのです。嘘が悪いということは早くから教えられますが、まだ善悪の判断力が未熟です。だから嘘を自制する力は弱いのです。

幼児は嘘をつくものと理解すれば、対策は簡単です。嘘と気づいたら、子どもの言い分をよりよく聞いてあげることです。すぐに否定したり叱責したりするのは、嘘を正すには逆効果です。

子どもの言い分をよく聞いてあげていると、子ども自身が話題の矛盾に気づく場合があります。相槌を打ちながら「〇〇〇では無理でないの?」・「〇〇〇では
失敗するよ」・・・ などと、嘘の結果に気づかせるように導きます。

子どもの言動を受容し見守るという親子関係の中でこそ、子どもの人格は形成されるのです。


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