幼児教育を語るひろば

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子育て閑話(4)

ソチ五輪も終盤を迎えました。心配されたテロ事件も今のところ発生していません。何よりです。悲喜交々の競技結果ですが、勝負は時の運、選手たちも参加
したことに意義ありで、それぞれ有終の美を飾ることが出来たのではないでしょうか?

笠地蔵
雪が降ると、私は思い出すことがあるのです。
S 幼稚園では、小学校を退職された I 先生に、読み聞かせ の指導をお願いしていました。 I 先生の読み聞かせの指導は定評があり、子どもたちも大変
楽しみにしていました。読み聞かせというよりは、プロ級の一人芝居です。

「心の優しいおじいさんとおばあさんがいました。二人はたいそう貧乏でしたが。それでも仲良く暮らしておりました。さて、その日は雪の降る大晦日でした。」   園児たちはすでに知っている話なのですが、 I 先生に引き寄せられるように聞き入っていました。

おじいさんは大雪の中笠を売りに行ったのですが、一つも売れずに帰ることになります。

「しょんぼりと雪道を歩いて帰ると、村の入り口で石のお地蔵さんが、頭に雪を乗せて寒そうに立っている姿が目に入りました。」

「笠をかぶせてやるんだよ!」 園児たちが口々に声をあげます。読み聞かせが
進むにつれて、子どもたちの表情がとても穏やかに優しくなっていました。

「おじいさん、明日はお餅の無いお正月になりそうですね。」
「その夜のことです。うんとこどっこい! うんとこどっこい!」
 
ここまできたら、子どもたちも「うんとこどっこい! うんとこどっこい!」の大合唱です。すでに子どもたちの心は、笠地蔵のお話と一体になっていたのです。

心を育てるということは、ちっとも難しいことでは無いのです。子どもたちと共感し合える関係を築けばよいのです。読み聞かせだけに限りません。人と触れ
合う・自然と触れ合う・友だちと仲良く遊ぶ・家族で団欒する・・・など。そんな
身近なことで育って行くのです。



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