幼児教育を語るひろば

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手がこんだ話

[手鏡]の意味を調べようと思って、手元の辞書をひきました。『古人の筆跡を集めて綴じた本・手本』 とありました。

江戸時代に古筆鑑定家が、古筆鑑定の標準とするために代表的な古筆の一部を切り取って集めた、いわゆるスクラップ・ブックです。

浅草の仏具屋さんで、写経の断片が売られているのを見ました。古筆愛好家たちが、よく訪れるそうです。平安から室町時代における有名人の古筆になると、〇百万〜〇千万円の高価で取り引きされると聞きました。内容は、写経・和歌・手紙・・・ と、色々あるようです。
手鏡は、武家では子女を嫁がせる時に、大切な調度品の一つになったそうです。

手鏡を作ったために、重要文化財的な作品が(原本が)バラバラになってしまうリスクもありました。「高野切り」・「本阿弥切り」・「石山切り」・・・ が、有名です。

ところで人が仕事をするには、手の果たす役割が大きいので、辞書を開くと [手]のつく言葉がいっぱい載っています。

手紙・手品・手柄・手数・手袋・手形・手下・手ぬぐい・切手・勝手・利き手・奥の手・火の手・上手・下手・山の手・手強い・手厳しい・手ぬるい・手みやげ・手ごろ・濡れ手・やり手・・・ まだまだ続きます。

[手]からは、ずいぶん飛躍した意味を持つ言葉も沢山あります。

[手が上がる] 技量が上達する
[手があく] ひまになる
[手が切れる] 縁が無くなる
[手が後ろに回る] 逮捕される
[手が入る] ①訂正や意見が加えられる ②捜索が行われる
[手が離れる] 解放される 手数がかからなくなる
[手が速い] ①すぐに暴力を振るう ②関わり方が速い(特に女性に)
[手が回る] ①配慮が行き届く ②警察の手配が行き渡る
[手塩にかける] 自分の手で育てる
[手玉に取る] 意のままに相手をあやつる
[手の裏を返す] 突然態度が変わる
[手八丁口八丁] 手先も器用なら話すことも上手
[手に余る] 自分だけでは処理出来ない
・・・
 調べると、これも切りがありません。

本題の「手がこんだ話」に戻します。何と言っても、政治とお金の話が主役です。
猪瀬前東京都知事の5000万円事件がよい例です。徳洲会グループから受け取ったお金の説明が、二転三転しました。「5千万円は選挙資金では無く個人的な借金」・「借用書がある(印鑑も収入印紙も無い)」・「貸金庫に入れたまま手をつけていない(実際は貸金庫も別の銀行へ移管)」・「返済は秘書の手で徳洲会理事長の奥さんへ(自分は関わっていない)」・・・ と、話がこんでいます。最近になって、仲介者の新右翼団体一水会代表へ5百万円の謝礼を、5千万円の中から払っていたことも分かってきました。

要は、お金を借りた(貰った)意図や使い道を複雑にしているだけです。「手がこむ」とは意図的に複雑な細工をほどこすことですから、凡人には益々分からなくなるのも当然です。

せめて日常生活における私たちの会話は、明瞭簡潔をモットーにしましょう!



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