幼児教育を語るひろば

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特定秘密保護法案に思う

大晦日に鬼の面をかぶって子どもを威嚇する「男鹿なまはげ」の様子を、テレビで紹介していました。祭事に仮面をかぶった人物や神仏の霊があの世から来て、農民に福をもたらしたり豊作を約束したりする風習は、日本各地に残っています。

これらの風習は、秘密めいています。密儀や秘密を中心に結ばれた、排他的な宗教的秘密結社とも考えられます。多様な構造・機能・儀礼が存在します。

特徴としては、神仏や祖先の霊として奇怪な姿に仮面・仮装し、集団で活動します。各地に伝わる神楽(かぐら)も元は同じで、仮面・仮装して踊った名残と言われます。

このような秘密結社的活動は、政治の世界では当たり前でした。時の権力に反抗する人々の集団が、公の場から隠れて、秘密結社を組織して活動しました。革命前のソビエト共産党の活動は有名です。

「なまはげ」の風習を秘密結社的活動とするのは飛躍していますが、宗教的な密儀的行事であることは確かです。親鸞時代の「隠れ念仏」に似ています。

なぜ「なまはげ」の話を持ち出したかというと、わけがあります。現在「特定秘密保護法案」なるものが、参院で審議されています。政府与党は、今国会の会期中に通過させると意気込んでいます。これに関わる話だからです。

折しも自民党の石破幹事長が、国会周辺での抗議活動をテロ呼ばわりして批判されています。自民党政権の本音が出たのだと思います。

法案は与党の数を頼りに成立するでしょう。法案が成立すれば、戦前の「治安維持法」がいつ蘇るかも知れません。「治安維持法」を知っている人は少なくなりました。でもそれは、決して人ごとでは無いのです。心配が残ります。

もし今回の「特定秘密保護法案」が国会を通ったとしても、秘密結社的活動は必ず生まれます。秘密結社の良い悪いは別にして、庶民の声を封じるわけには行かないからです。法案の廃案を願っています。


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