幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

山紫水明

「山紫水明」は、日本の枕詞と言ってもよいでしょう。だからこそ日本は
「瑞穂の国」なのです。

明水は国土を豊かにしたばかりでなく、日本人の心も育みました。
しっとり・うるおう・満たす・澄む・清水・浄水・若水・瑞々しい
・水入らず・沸き上がる・たぎる・・・ 
みんな水から生まれた言葉です。

でもこの水も、いったん機嫌を損なうと、牙を剥いて私たちに襲いかかります。豪雨がもたらす洪水被害・東日本大震災の大津波・フィリピンを襲った
台風による高潮などは、その最たるものです。

ぐっしょり・びしょびしょ・濁り・汚れ・水飢饉・干上がる・枯れる
・沈む・没する・水っぽい・水の泡・・・  
これらの言葉も、水から生まれました。

海外旅行で私たち日本人が、先ず注意しなければならないのは飲み水です。
見た目がきれいで澄んでいる水は、飲めると思うのが日本人の感覚です。でも外国では(特にアフリカ・南米・東南アジアなどの途上国)一見清流に見えても、上流では排泄物などの汚物を垂れ流していますから、うかつには飲めません。もちろん、そこに生息する動植物を生食するのも危険です。

安全な飲み水が確保出来ないために、下痢性疾患などで、世界では毎年200万人以上の子どもたちが命を奪われています。

1989年に「子どもの権利条約」が採択されました。そこには、子どもが
生きる権利・育つ権利・守られる権利などが明記されています。

2000年には、ミレニアム開発目標(MDG)が設定されました。 そして
「2015年までに、安全な飲料水と基礎的な衛生施設(トイレ)を継続的に利用出来ない人の割合を、1990年に比べて半減する。」と、誓いました。

この目標は、2010年に達成されたと報告されました。中国やインドの、目覚ましい発展と努力の成果です。でもこの報告には、落とし穴がありました。達成はしたものの都市と農村部・富裕層と貧困層では、大きな格差が生じたのです。加えてサハラ以南のアフリカや多くの途上国では、未だに目標にはほど遠いのです。

安全な飲み水に恵まれないと、感染症の心配があります。 そこで手洗いが、
感染症を防ぐのに役立ちます。水明の国日本でも、子どもたちに手洗いを奨励しています。

学校(園)での行事として手洗いを取り上げると、子どもたちは一生懸命手を洗います。然し、家に帰れば忘れてしまいます。きれいな水に恵まれた日本では、さしせまった感染症の心配が無いためです。それでも途上国の実態を子どもたちに教えて、手洗いを習慣化させたいものです。


コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/1378-f1a9fcfa