幼児教育を語るひろば

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七五三

きょう、七五三のお宮参りから帰る親子連れと出会いました。主役の5歳児らしい男の子は、千歳飴の袋を大事そうに手に下げています。親子連れと言いましたが、ジジ・ババも付き添っていましたから、家族総出が正しいでしょう。

本当は11月15日が、いわゆる「七五三」の日です。でも最近は、11月になるとお天気の良い日や休日を選んで、各家庭都合の良い日にお参りするようになりました。

男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳、いずれも数え年でお祝いします。「七五三」は、貴族や武家の社会で行われていた儀式です。3歳は「髪置(かみおき)」、5歳は「袴着(はかまぎ)」、7歳は「帯び解き(おびとき)」と言って子どもの成長を祝いました。

出会った男の子は、多分「袴着」のお祝いです。馴れない着物姿で、袴を付けた盛装でした。両親も祖父母も男児の従者よろしく、「疲れない?」などと、ご機嫌を取りながらお供をしています。「飴食べていい?」と男の子が言うと、父親は「一つだけだよ」と許します。大人たちにかしづかれ、男の子は大満足です。

昔は乳幼児の死亡率が高かったので、「七五三」を迎えると、よくここまで育ったという喜びが強かったのです。だから無事育った子どもを、チャヤホヤする気持ちも分かります。でも現代は乳幼児の死亡率も減少し、事情が違ってきました。これからは、自立して逞しく生きるためのスタートの日と、「七五三」を捉えたらどうでしょうか?

事実、昔もそういう考えはあったようです。「七五三」の日に、山頂にある神社・仏閣へ、登山を兼ねてお参りさせたという話が残っています。

きれいな衣装に着飾って、往復車でお宮参りに行って、ご馳走食べて帰るだけでは感心しません。「可愛い子には旅させよ」と、言うではありませんか。昔の旅は、交通機関が発達していなかったので大変な苦労が伴いました。そういう苦労をさせなさい! という教えです。「七五三」を機に、心身を鍛えるために、愛するわが子を旅に出してみましょう!


身の毛がよだつ話
東京・大田区で、生後間もない乳児を公園に遺棄して、逮捕された夫婦がいます。聞けば、夫婦には4人の子どもがいました。長男(11歳)は、生まれてすぐに死んだので、埼玉・上尾市内に捨てたと言います。次男(9歳)は、虐待の通報を受けた児童相談所が保護しました。長女(3歳)は、大田区の民家の玄関先に捨てられていたのが発見されて、保護されました。そして今回の乳児遺棄事件です。

本当の親だったのでしょうか? 本当の親で無くても、人間として出来ることではありませんが・・・ 子どもを食い殺したと言われるあの鬼子母神でさえ、わが子だけは可愛がったと言われます。

前回のブログで「焼け野の雉子夜の鶴」という諺を紹介しましたが、なんだか虚しくなりました。虐待や育児放棄のニュースを聞く度に、親心というのは本能で無いのかと疑いたくなります。でも親心が文化として獲得されたものなら、こんな親でも再教育して立ち直らせることが出来るのでは? と期待するのですが・・・

近年病院や路上に遺棄されて、親が分からない子どもが増えていると言われます。望まない妊娠なら、せめて避妊の知識ぐらい学んで欲しいと思います。それも出来ないとなると、精神異常者でしょうか?
絶えない虐待のニュースに、心が痛みます。


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