幼児教育を語るひろば

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いよいよ2学期(ゆとり教育の是非も)

夏休み最終日、子どもたちは宿題をやり終えたでしょうか?
明日から2学期ですが、最近は8月下旬になると2学期の始まる学校が増えてきました。新しい学習指導要領に伴い、時間数の不足を補うためです。

それにしても今年のこの異常な暑さでは、子どもたちも大変だと思います。いまは冷房施設が完備しているのでしょうが・・・

昔は夏休みが終わって登校(園)する子どもたちは、みんな日焼けしてまっ黒でした。私も現職の頃は、クラスで日焼けコンテストをやって、自前の表彰状などを子どもたちに渡した覚えがあります。

9月1日になると、子どもたちは荷物をいっぱい背負って登校してきました。工作の立体作品・昆虫や植物の標本・写生画・お習字・作文・読書感想文・自由研究記録・絵日記・・・ など、得意げに持参して来たものです。中には持ちきれないので、親に手伝ってもらう子もいました。

お陰で新学期が始まっても、夏休みの作品展だったり体験発表会だったりで、2〜3日は授業になりません。でも、いまはずいぶん違ってきたようです。日焼けコンテストなどトンデモナイし、昆虫・植物採集も奨励されていません。

始業式もそこそこに、初日から授業が始まると聞きました。そもそも新しい指導要領が出来たのも、「ゆとり教育」のために学力が低下したというレッテルが貼られたからです。

「ゆとりを持って教育する」 私は素晴らしいことだと思っています。ゆとりがあれば、課題をじっくり検討して探求することが出来ます。

「ゆとり教育」が、学力低下を招いたように言われますが、私は違うと考えます。強いて言えば、学習指導の方法や形態に、創意工夫が足りなかったのです。教育課程をどのように編成しても、教師の自主性・創造性などがこれとうまく関連しなければ、教育効果は上がりません。ですから単に時間数を増やせば解決する、という問題ではないのです。

学校における教育活動の多くは、集団で共同して行われます。学習者である子どもの学習目的・素質・能力などが、共同学習の中でどう生かされ、どう関連して行われているか? そこを明らかにしなければなりません。共同学習内での個性化についての配慮が、子どもたちの学力を大きく左右するからです。

さらに「ゆとり教育」では、学校の構造(組織化)も、大事な役割を果たします。構造が機能しなければ、成果は期待出来ません。従来通りの教師中心型・講義形式だけでは、子どもは自主的に学習しません。

いまや教師は、単独で仕事をする時代では無いのです。共通理解された教育計画の中で、その一部を負担します。つまり、協力して指導する体制づくりが必要です。

繰り返しますが、「ゆとり教育」が悪かったのではありません。ゆとり教育に名を借りて、手抜きがあったのです。
それにしてもそのために子どもたちの夏休みが様変わりして、新学期の風景まで変わってしまったたのは残念です。

現職時代の9月新学期を、懐かしく思い出しています。


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