幼児教育を語るひろば

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自制心を育てる

広島の少女(16歳)たちの殺人事件が、連日報道されています。最初に自首した少女1人だけでは無く、21歳の男性を含む複数の少年少女たちの犯行であることが明らかになってきました。

何故こんな恐ろしい残虐な事件を、少女たちはひき起こしたのでしょうか? 不良行為・非行少年たちの犯行と決めつけてしまえばそれまでですが・・・ 
このような事件は、彼らに自制心が培われていれば起きなかったはずです。

では自制心は、どうしたら培われるのでしょうか? 
実は自制心の元は、優しい心・思いやりの心なのです。

幼児期は、優しい心・思いやりの心を育てる大切な時期です。発達過程から考えても、適切な時期です。この頃の子どもたちは、アニミズム的な考え方をします。すべての事象には生命があり、魂や感情があると信じています。

しおれた草花を見れば「かわいそうに・・・」と、水をかけてあげます。茎が折れていれば、自分が骨折したように痛みを感じます。幼児期における大事な思考形態なのです。

人はこの頃に、他を思いやり他の悲しみを感じ取る心が芽生えます。優しい心・思いやりの心が育つのです。
優しい心・思いやりの心には、自分より他を優先させる一面があります。それが、自制心の発達を促します。

自制心の発達には、親が子どもの成長にどう関わったかが問われます。だから親は、家庭・学校・地域社会で、子どもたちがどう過ごしているかを知っていなければなりません。

非行に走る子どもたちは、自分の意志の弱さをよく分かっています。それに背伸びをしていても、善悪の判断は出来ます。でも、格好つけたがる年頃です。不良仲間の手前もあるし、仲間はずれにあうのも嫌なので、自制心を見失うのです。

親が子どもと正対して「善しは善し・悪しは悪し!」と厳しく教えることは、子どもの人格を否定することでは無く、むしろ認めることになります。この時、優しい心・思いやりの心が、自制心に変身するのです。放任では、自制心は育ちません。
悪を排除し善を実践するには、とても勇気がいります。でもそれが自制心なのです。

「親はかまってくれなくても、仲間はいつでも相手になってくれる。」と、非行少年たちは言います。彼らは、真は弱いもの同士ですから、お互いにかばい合います。仲間は、かけがいの無い味方・分かり合う共同体です。
本当は、親こそそういう存在でであって欲しいのです。自制心が育たない責任の9割は、親(家庭)にあります。


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