幼児教育を語るひろば

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歩く

歳を取ると、運動もだんだん大儀になってきます。散歩ぐらいがやっとです。それもこう暑くなると、億劫になります。それに散歩と言っても、ただダラダラ歩くだけでは運動にならないと聞きました。

「歩く」という文字は、「止まることを少なくする」というのが元の意味です。だからやたらに休憩が入る私の歩きは、歩くことにはなりません。散歩も、休まずに歩くのが基本です。

中国の故事によると、散歩は運動のためでは無かったようです。昔は体の弱い人に、「五石散」という薬を飲ませました。効き目は抜群なのですが、体温が上がるという欠点があります。そこで体温を下げるために、発散作用を促して血行をよくする必要がありました。そのため薬を飲んだ後に、せっせと歩かせたそうです。それが発散作用を促したので、「散歩」と言われるようになったと言うわけです。

人間が直立して歩くということは、他の動物では見られないことです。このことは形の上ばかりでは無く、人間の心を育てる上でもとても大事なことです。

立つことによって、人は他の動物より遠くのものまで見ることが出来ます。色々な事柄を早く捉えてそれに対応するために、予知し予想する能力が育ちました。

自分の足で立ち、周囲をよく見回して判断しながら、それに近づいたり遠のいたり出来るようになりました。自分の足で一歩一歩目的に近づくことを覚えて、未知の世界・新しい世界を開拓しました。
人が立ち上がって自らの足で歩き始めた時に、人類の文化は芽生えたのです。

水前寺清子が「幸せは歩いて来ない だから歩いて行くんだね」と、歌っています。歩くことは、幸せを求める道に通じるようです。


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